書評、その他
Future Watch 書評、その他
白墨人形 C.J.チューダー
イギリス女流作家のデビュー作品。第2作目が書評誌などで評判になっているので、まずはこちらをと思って読んでみた。題名や宣伝文句はホラー小説っぽいが内容はあくまで謎解き主体のミステリー小説。それでも次々に発生する事件が凄惨なので、読んでいてとにかく怖かった。最初に予告される本書のメインとなる少女殺人事件が発生する前に怖い話が色々ありすぎて、閉塞感漂うイギリスの田舎町ってこんなにドロドロなところなのかとそれが一番怖かった感じだ。この作品よりも第ニ作目の方が評判が高いので読むのが楽しみだ。(「白墨人形」 C.D.チューダー、文春文庫)
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オンライン講義 天文学20
3月から毎週聴講してきた本講義の最終回。天文学について何の知識もなく聴き続けてきて、理解できないところも多々あったが、講義で聞いた話や講師に勧められた本を読むうちにぼんやりとだが最新の天文学の全体像が分かるようになってきたのが嬉しい。素人の質問に対しても親切に答えて貰えて講師の先生と主催のKagaQには本当に感謝。鉄よりも重い元素、人間の体を作っているさまざまな元素が中性子星の合体によって作られたという話や、地球外生命体との遭遇の可能性を探るドレイク方程式の話などに、宇宙の不思議さを強く感じた。KagaQ主催の講義、次にどのようなテーマなのかとても楽しみだ。
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