ハワイで日立の木を見た。「あの木、なんの木、気になる木、名前も知らない木ですから・・・」と、自然と口から出てしまう。だが、どうやら名前はあるらしい。「アメリカねむの木、別名、モンキー・ポッド・ツリー」というそうだ。南米産の外来種だという説もある。
初めて、テレビで映像を見たとき、神秘的な霧のかかった南米の大地に忽然と立っている大木をイメージしたが、私の勘はあながち外れてはいなかったようだ。しかし、俗的観光の局地であるハワイにあったというのは、些か幻滅であった。映像というのは大衆を惑わすに余りある。日立の木はメディア映像のもたらす幻影であったわけである。あらたまって、メディアというのは、はたして民間に任せていいものやら、いや、国家に任せたら、もっと怖いことになるような気もしないでもない。21世紀はメディアを国家が管理しょうとする国と、管理できないとする国との対立が生じるだろう。
〇先日コメントをくれたVANさんに
偶々知り合ったが故に、普通の別れができない。余計に別れが辛くなるなら、いっそ、新しい友は作らないほうが良いだろう、と思ってしまう。でも、ここで臆病になってはいけない。偶々幸運にも与えられた時間は、残された者として、それを享受できなかった者のために、精一杯生きていくことを、手向けとしましょう。