二、三日前、診療所の待合室でのこと。話はざっとこんなことです。評判のいい診療所で、いつも客が多いので、当然長い時間待たせられるだろうからと、予め本を持っていった。ひょっとして夏休みだから、子供も多いから、うるさいだろうと、耳塞ぎに音楽CDも持っていった。
果たして、私の隣には二人の子供を連れた母親が座った。そこで、彼女は子供にせがまれるまま絵本を読み出した。図書館でよくやる司書さんの読み聞かせではない。家庭でうるさい子供に時間つぶしで読む、そんなぞんざいな読み聞かせが待合室に流れた。ある家庭の居間がそのまま待合室に移行したようなものだ。当然、私は耳栓をしたが、そんなことはお構いなし、ずっと読んでいた。
やっと診療を終えて、調剤薬局に移動し、待合室で薬を待っていると、また先ほどの読み聞かせ親子がやってきて、私の前に座った。「今日はついてない」と思った。その親子の横で、やっと歩いているような男の子が元気に靴のままソファーに立ち上がってピョンピョン跳ねていた。やにわに、先ほどの読み聞かせママは靴のまま跳ねている子供のママに聞こえるような声で言った。「そこは靴のまま上がってはダメだよ」と。それを聞いた、少し若いママは、こういった。「○○君、靴を脱いでね」と。悪いが、その子はお尻から紙おむつがはみ出していたよ。そんな幼子が自力で靴が脱げると思えない。ずっと、その子は跳ね続け、その子のママは、「○○君、靴を脱いでね」と同じことを何度も言う。
二頭のモンスター・ママ予備軍を見た。あ〜あ、暑い夏のほんの小さなできごとでした。
先週のこと、湘南にある吉田茂も学んだという『耕余塾』に行きました。今は何も残って居ず、記念碑があるだけでした。
でも名前が良いね。耕作の余った時間に勉強とは。(由来はクリックして拡大してください。)