かつて、これほど、無恥で傲慢な内閣があっただろうか。バカヤロウ解散の吉田茂ですら、答弁を終えて席に戻る間に、つい「バカヤロウ」と呟いたのを聞かれて、辞めたという。
籠池氏に関係していたら、国会議員すらやめると言ったら、それは当然に辞めるべきだろう。一応、一国の首相なのだから、嘘を付いたら国民全体に示しが尽きません。それすら、ほおっかむりです。武士に二言はないのに、政治家には二枚舌がある。
自らが余程偉いと思い込んでいるのだろう。その裏には籠池氏を侮蔑しているからだろう、だから、平気で自らの疑いを濡れ衣と言わずに、侮辱という言葉を上から投げ返す。まさに、無思慮で、品性の欠けた首相と言わざるを得ない。
それなのに、次々と、時の権力者の思いをあれこれ忖度して、国会議員たちが無様な擁護論を国民の前で披露している。中には、やっている自分が恥ずかしいのか、唇を歪めながら抗弁している議員もいた。TVを見てると、なんか可笑しいが、日本全体が恥ずかしい事になっている。
ネットでは、どんどんフェイク・ニュースが流れてきている。まあ、末法の世界です。この際、明治維新以来の歴史観をもう一度見直して、如何せん奴隷のような生き方が江戸時代以来すっかり習い性に成っている日本民族の根幹の在り方を見つめ直すべきだと思う。
それは、当然に、あの時代遅れの『教育勅語』の真ん中部分とは違った方向であるべきでしょう。まずは、他人に嘘はつかない。言ったことは守る。失敗したことは謝る。度が過ぎた忖度をした部下をたしなめ、自らの姿勢を戒める、等々。みんな普通の正直な人々の生き方だよ。政治家とは不正人だな。