敢えて、いまさら、この国は、アメリカの戦争に加担することはない。
押し付けられた九条を当面いじらないことは、広島と長崎に原爆を落としたアメリカ人の奢りと罪への無言の反発と抵抗になるのである。
今後、アメリカが世界中に撒いたグローバリズムによって、世界のどこでも、”国家”というものの意味が問い直される時期にきている。
そして、アメリカに依存する集団的自衛権はこれからの世界に本当に有効な自衛手段なのだろうか。それを考えずして、軽々に動くべきではない。
国連憲章(第51条)でも、芦田修正(自衛目的のための戦争と武力保持可能であるという解釈の余地を残した)でも、どちらでも良い。自らの国土を単純に守る個別的自衛権さえあれば、それ以上は当面いらないだろう。
瑞穂の圀