最近、一部で評価されているChoose Life Projectの「8月15日 “わたし”にとっての 戦争責任とはなにか」を見た。
結論から云おう。4人の論議の共通理解の一つに「歴史は一次史料が大切」という一致点があった筈だが、番組終了時の昭和天皇の8・15詔書のラジオ放送を流した。
その字幕は、いくら最近の若者が漢字能力がないと云っても、全般にわたって、勝手な現代語訳はあまりにヒトを馬鹿にしている。
最も酷い改竄例だが、“忠良なる爾臣民に告ぐ”の「臣民」が勝手に「国民」になっている。
「臣民」という存在があって、あの戦争があったという根本が台無しなってしまった。
平気で言葉をデフォルメするインテリらしき無神経な人達に、歴史を勝手に改竄すると「歴史修正主義」を批判する資格があるのか。二日間にわたって見た自分の愚かさに疲れました。