玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

戦前に似ている

2020-12-07 20:59:22 | 近現代史

先日、『歴史戦と思想戦』を読んでいたら、1937年9月に内閣総理大臣下の直轄組織として「内閣情報部」の設置とあった。

翌年2月、盧溝橋事件後7ヶ月後に「思想戦講習会」という講習会を官邸で行い、「思想戦展覧会」が各都市のデパート等で開催された。ここから思想の操縦戦が始まった。

戦後になって、1952年総理府内に内閣官房組織令(昭和32年7月31日政令第219号)に基づいて「内閣調査室」が設置された。1986年「内閣情報調査室」に名称変更し現在に至る。

前段が岸政権、後段が中曽根政権である。ここに両首相の国家主義への憧憬を見る。

先日の中曽根氏の葬儀の異様な軍国調は、岸の孫の安倍政権の既定路線だったのかもしれない。聊かマンガ的な整列であったが。

現在の内閣情報調査室では一体何が行われているのか、良く解からない。さぞアベ・スガ政権の8年間で充実したことであろう。

国民にスマホが普及することにより、中国の例からも、国家主義やファシズムはむしろ成立し易いのではないか。

スガのデジタル庁もどうやら怪しいモノでとても信用できない。

参考文献   

 

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