玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

久しぶりに推理小説を読む

2024-07-19 10:07:42 | 日記

むかし通勤電車の中で松本清張の新潮文庫本をよく読んだものだ。推理物の読書歴はそんな程度だけど、先日図書館に行ったら、リサイクル図書を無料頒布していたので一冊だけ貰ってきた。

先ずはショート・サスペンスを読んだ。結城真一郎『三角奸計』、何となく題名から分かるが、三角関係からの悪だくみがあって、殺人事件が起きるのだろう。

読みだすと、三人の男がコロナ禍のリモート飲み会をやり、一人の男がスマホのGPS機能を使って、妻の浮気の相手に迫るというストーリー立てである。

最初の題名からして何となく内容が想像でき、リモート飲み会という若者文化が少し鼻につく。

読み始めてすぐに結末が解った。結局、それを確認する為に一気に読み終えた。もとより期待はしていないが、そこには活字はないような、たぶん記号の文字でしかなかったような、…。

「活字の世界」というのは、現代の「小説というジャンル」の中には生存するのは難しいと感じた。

 


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