玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

大学受験は無事か

2020-04-10 22:13:45 | あれこれ

今年の大学受験は終わったようだ。入学式は中止かもしれない。政府広報に成り下がったマスコミは新型コロナで浮足立って、世の末端の出来事など覆い隠しているかもしれない。

近頃の大学には、いろんな学部があるようだが、英語を使ったり、無用に長い学部や学科名で、実体がむしろ見えない。昔は、文科系といえば、経済学部が人気だった。経済が行き詰った昨今は合格者の偏差値から見ると法学部らしい。

しかし、どうだ!!!憲法の主旨も読み取れない、あるいは、判っているが政治力の前に歪曲して行動する法務大臣が出現し、言葉に詰まったその御仁は「口頭決裁」とまで言い出してしまう有様。「大臣ご乱心!」なのに、首相は辞めさせようとしない。

首相が愚かで、犯意性があると、その手下である大臣は、とてつもなく低級で、低能、無定見にならざるを得ない。完全に変調な安倍自民・公明連立政治を見ると、今回のような非常時、例外時の緊急事態には、<政治が如何に必要か>という意味を持ってくる。

非常時でも、異常な政権はさらに悲惨な状態を造りだす筈だ。この結末をしっかと見て、これからの若い人は、文科系ならば、政治学科を目指してもらいたいものだ。こんなひどい政治はもうたくさん

滅茶苦茶な・・・・感染件数?

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人食い達の戦争

2020-04-06 20:52:55 | 映画

こうなれば、誰が戦争を起こし、誰が戦争の責任を問うのか判然としなくなってしまう。まさに、人間という動物の極限の生存競争になってしまうから。

1987年公開のドキュメンタリー映画『ゆきゆきて、神軍』(監督:原一男、疾走プロダクション)をネットで見た。
映画はもう一度見たいと思うモノと、もう見たくないと思うモノと二分割である。これは後者の方であろう。

その理由は、演じた本人(奥崎謙三)の期待した「この世に政治家・法はいらない」という思想・宗教観と、監督の意図した狂気を持った人間の生きざまと、観客が望む戦争の極限状態の人食いというドラマと、それぞれが中途半端に終わっているからだろう。三者誰もが満足しない。三者が夫々に問題を持ち帰ることになる。

奥崎が天皇にパチンコ玉を打ったのは1969年。既に終戦から20年以上の時間が経過していた。天皇に戦争責任を問うたのだろうか?左翼はそれを想像し、期待したが、彼は天皇の政治性に向かって攻撃しただけ。彼にとって、天皇も田中角栄も等しく殺す存在だった。

1969年の奥崎のパチンコ事件は、ともかくとして、石ころすら投げつけなかった何百万の、何千万の戦争の惨禍を経験した者たちの方が頭にこびりつく。そのこと自体が、戦後生まれた者にとって、この国の近現代史を決して解けない鋼鉄の固形物にしている。

旧東海道丸子宿にて

 

 

 

 

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まさか、マスクとは・・・

2020-04-03 11:09:37 | 時事

何もやらないより、何かやった方が良い。しかし、まさかマスク二枚とは、それも郵便局を使って。恐れ入りました。

この國が恥ずかしいと思ったことは、このコロナ騒ぎでたくさん出てきた。これほどの赤面ものはない。それを堂々とおやりになる。脱力感ばかりである。

もうお狂いになっていらっしゃるのではないか。だから、小泉も辞めろと言っているのだろう。

けだし、麻生は名言を残す、「呪われたオリンピック」とか。かつて「ナチス発言」もあった。

これが日本版ナチズムか。それとも、日本古来の竹槍作戦か。旧憲法下、精神論の敗北の轍をまた踏むのか。

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戦後20/75

2020-04-01 10:44:32 | 政治

嘗て、吉田茂の安保条約が満州国よりも不平等であると憤慨し、少しでもましな条約にしようと、安保改定をしたのがA級戦犯を遁れた岸信介だった。

しかし樺美智子さんの犠牲の後に、彼は最高権力から引き下がった。

次の10年後の安保改定の時には、兄の轍は踏まないと改定を避けたずる賢い佐藤栄作は岸の実の弟だった。

毎日記者の西山太吉に沖縄返還の密約をすっぱ抜かれたが、外務省女性職員との不倫関係を世間に流布させ、密約問題を中年男女の色ごとにすり替え、西山記者を犠牲にして沖縄返還の業を成し、ノーベル平和賞まで貰った。

だが、今となって、彼を記憶し、称える者は少ない。

時代は下り、その立派な業績を成した兄弟の孫世代に、同じ血脈の安倍晋三がいる。今、彼は大叔父の佐藤を抜いて、首相就任記録を更新している。

血縁の濃い三人の最高権力者の就任期間が20年の長きになろうとしている。そのことだけでもこの國の人々は恐れを抱かねばなるまい。

既に安倍の結果は出ている。森友・加計・桜で彼の政治家の器量と能力は十分わかった

彼は、加計問題では前川次官の風俗通いで引っ掛けようとして失敗した。また森友事件の赤木さんの犠牲は、財務省の官僚の忖度責任だと惚ける。

大叔父のように賢くなく、祖父のように潔くもない。

権力は長ければ、当然に腐る。ましてや、権力が血脈で延々と繋がれば、これはもう長州王朝だ。

浅草にいた鼠小僧、税金は盗まない。

 

 

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