玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

近現代史の裏側(25)―木戸と東條―

2024-01-18 10:48:20 | 近現代史

『昭和天皇独白録』は作成当時に手元に木戸日記が無くても、東條内閣の誕生については『木戸日記』と『昭和天皇独白録』との整合ができたろうし、戦争責任訴追から、是非にも調整して置かなければいけない重要事項だった。

仮に、天皇が10月18日の東條陸相への大命降下の時に、御自ら9月6日の御前会議条項の白紙化を東條に命令したならば、白紙化が出来なかった場合、東條は責任を取って首相を辞職せねばならなかったはずである。

実際は、木戸内府が替わりに東條に言った。東條は10月18日に首相に就任し、何回かの検討会を行い、たった2週間後の11月2日には、涙を流して白紙化はできない、と天皇に上奏して終わった、…。

【参謀本部編『杉山メモ(上)』原書房より】

ふり返れば、「形だけの白紙化の検討」のような、最初から仕組まれていたような感じがしないでもない。

結局のところ、木戸は、鈴木と東條に騙されていたのかもしれない。【次回へ】

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同じ穴の狢

2024-01-17 10:52:07 | ブツブツ

今回のパー券騒ぎは、政党交付金を税金でもらいながら、後ろ手で企業からもチャッカリ献金を貰って、しかも、それが隠し金となって、税金も払わないと言う事でしょ。

東京地検特捜部の前身はGHQのつくった「隠匿退蔵物物資事件捜査部」だそうで、隠し金とパー券の摘発は歴史ある本来業務でしょ。

なのに、幹部は捕まえない、金額低ければ捕まえない。国会議員も税金逃れだが、たった三人の逮捕では、大山鳴動ネズミ三匹では、…。

結局、警察公務員も国会議員も税金の無駄使い、同じ穴の狢です。

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大地震を小さくする―!

2024-01-16 14:01:04 | つぶやき

初動の遅れ、自衛隊の逐次投入、台湾からの応援を断る、等の政府の挙動がおかしい。

初めは原発の被害の隠蔽かと思ったが、万博中止を避けたいのか。

アベ時代は、コロナの時も医師会や医療機関を守るために4日間、37.5度以上に固執し、国民の命を放置。スガ時代は、ワクチン一本打法で医療機関が儲かることばかりの人命軽視。

キシダ時代は、ただパー!、空虚のみ。

そういや、今はパー券病か!パー券で企業優先、能登の人々は切り捨て、何かおかしい。

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こんなことあるのか?

2024-01-15 10:37:23 | つぶやき

この大災害と大不祥事の最中に麻生副総裁が訪米するとか。

まさかと思うが、裏金づくりの議員の立件を、ジャパン・ハンドラー(?)に、それとも、いつキシダを馘にしましょうか?とバイデンに聞きに行ったのかな、…。

東京地検も態々地方から動員して捜査をしたが、無法治国家を晒してしまった。この始末どう付けるのか、…。

自民党がCIAマネーで生まれたという伝説も頷ける話だ。

どうであれ、米国は、敗戦病に罹った忠犬の自民党が支配するニッポンにして置きたいのだろう。

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近現代史の裏側(24)ー木戸は無類のゴルフ好きー

2024-01-12 13:37:31 | 近現代史

1930年10月、木戸は内大臣秘書官長に就く。木戸は無類のゴルフ好きだった。1931年4月20日、陸軍省軍務局の鈴木中佐とゴルフをしていた。この時、鈴木43歳、木戸42歳、ほぼ同い年でもあった。

【『木戸幸一日記(上)』東大出版会より】

軍人がゴルフをする。なんかピンと来ないが、鈴木貞一は、そんなことにはお構いなしの非定型な軍人だった。

鈴木は神出鬼没で、全く捉え処がない、底が知れない人物である。

高宮太平は「両棲動物だ。時の牽制におもねって、自己保存する術にかけてては天下一品」と鈴木のことを『順逆の昭和史』の中で書いている。

木戸も巣鴨プリゾン時代の「豆狸」という綽名からも一筋縄ではいかぬようである。案外二人は性格も似ているのかもしれない。【次週へ】

   

 

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