旅行先でシアトルの新聞を見て、うちの大学の新型インフルエンザ感染が大きく取り上げられていることを知りました。報告によると、感染者の総数2000人だそうです。
とはいっても、学生から入ってくるメールや大学からのニュースを読んでみると、日本ほどの深刻さはあまりないようです。
流感の症状が出た学生は、大学の診療所に電話し、ほとんどの場合は自宅で安静にしているように指示されるそうです。新型インフルエンザにかかっているかどうかの検査をするために、診療所に出かけると、他の学生たちに感染してしまう恐れがあるため、治るまでは外に出ないようにということらしいです。
今日も、先週新型インフルエンザにかかったという学生に話を聞いてみると、2日ほど イブプロフェンを飲み、安静にしていたら治ったということでした。それほど深刻なインフルエンザではないそうです。
構内を歩いていても、マスクする学生は全く見かけないのは、日本と違うところです。警戒度から言えば、現在はオレンジだそうですが、大学は休校になりそうもありません。大学だけでなく、娘の小学校や息子の中学校でも欠席が目だっているそうですが、今のところ学校から何も連絡がこないので、当面様子を見るということなのでしょう。
先日も、共同研究者になっていただいている日本の大学の先生が、新学期に備えて、新型インフルエンザ対策で頭を悩ませているということをメールに書いていらっしゃいました。副学長という肩書きの方なので、入学試験への対処などいろいろ課題が山積みになっているそうです。反面、こちらはなんとのんびりしていることでしょう。
当面我が家では、栄養のあるものを食べ、外から帰ってきてからは手を洗い、睡眠を十分とるようにコドモたちに言い聞かせています。私もそろそろ寝ることにします。