最近、心に重荷を持ちながら、祈っている人の一人がこのDr. Nabeel Qureshiです。
イスラム教からキリスト教に回心したその自伝がこの「アラーを探し、イエスに出会う」というベストセラー本です。
https://www.youtube.com/watch?v=Oaj1HKBsufs
この本にも心打たれましたが、それ以上に末期がんと宣告を受けてからの彼の歩みです。ヒューストンに引っ越しし、癌治療で世界的に有名なMD Andersonという病院(私が研究員として所属する大学の一機関です)で治療を受けてきました。ヒューストンにハリケーンが来た時には、自宅治療を受けていた時で、その時の映像もYoutubeで残されています。この時は胃を全部切除した後で、チューブにより栄養を補給していた時でした。もしこのまま洪水で病院に戻れなければ、栄養が遮断されてしまうということだったのですが、幸い救助を得て、病院に戻ることができました。
https://www.youtube.com/watch?v=jezBswBAuSg
最初は癒されるという信仰を持ちつつ(今も癒される可能性がありますが)きましたが、今は医者ももう回復の見込みがないということで緩和治療を受け、ここ数日が山ということのようです。そういう最中で残したYoutubeでのメッセージ。愛と平和の重要性を心の底から伝えるその姿に、胸が熱くなりました。
https://www.youtube.com/watch?v=zU9fu-lC3fY&t=1s
癌の末期の苦しみ以上に、皆に残したいというそのゆるがない信仰と愛の確かさに圧倒されそうになります。肺に水が溜まり、話をするのも大変だと思いますが、頭脳の衰えも感じない語りです。
癌が癒されるということよりも、彼の姿こそが、奇跡なのではないかと思います。
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