昨日、ニュースなどで、横田早起江さんとキム・ヨンナム氏のオモニの
語らいのシーンを見たんですけど
お互いが姑同士という事になるんですね
キム・ヨンナム氏のオモニ、チェさんは、紫色の服を着ていました。
横田さんは地味なグレーの服。
このあたりが「日韓の違い」かとも思ったんですけど
とにかくこのチェさんは、「息子に会いたい」一心なんですね。
「北へ行ってでも息子に会いたい」との発言に
とまどっている横田さんが印象的でした。
多分、横田さんだって「めぐみちゃんに会えるなら、ヘギョンちゃんに
会えるなら」と思っていることでしょう。
でも、その他大勢の拉致被害者の心情を考え、さらに
北の謀略に乗ってはいけないという確固たる意思が
その言葉を言わせないのだと思います。
むしろ素直に「北へ行ってでも息子に会いたい」と言える
チェさんをうらやましいと思ったかもしれません。
まあ・・・この時点でかなり、二人の視線の先にあるものが
違うと思うんですよね
(お姉さんの方はかなり考えつつ発言されているような気がしますが)
二人のオモニのかもし出す、微妙な空気の違い。
これがいわゆる「日韓の溝」なのかもしれません。
きっとチェさんは
横田さんがおっしゃった「会いたい気持ちはわかります(けど)」という
言葉にはがゆさを感じただろうと思うんです
今すぐにでも飛んで行き、何が何でも息子を取り戻したい。
その息子の隣に嫁がいるなんて、実はあまり考えてないと思うんですよ。
横田さんの「娘の夫。孫の父」への気遣いが、チェさんにはないという事。
いきなり登場した「嫁の両親」しかも日本人というところに、
何となくこだわりがあるのではないかとも思い・・・・・
すんなり「心をひとつに合わせて」とはいかないような気がしますが。
拉致という事件さえなければ、一生お互い知ることもなかったはず。
奇妙な縁で「親族」になってしまった日韓の家族。
本当に悲劇的だと思います。
一日も早い解決をして欲しいです。