ハケンの品格
今回は嘱託社員の小笠原さんのお話ね
全くパソコンは使えないわ、仕事についていけない彼を嘱託から外す・・・
つまり契約の更新はしないと決めた人事
嘱託と派遣・・・この似て非なるものが問題なわけですよねーー
嘱託の小笠原さんは元々は正社員だったわけで。
ゆえに里中主任も東海林さんも何とか彼を守ろうとするわけですね。
そこにある「情」は正社員同士の繋がりが作り上げているもの
一見麗しいけれど、大前さんに言わせると
「派遣は3ヶ月に一度リストラの恐怖に晒されるんです。あの人は会社に
甘えて危機感がなさすぎたんです」
とばっさり・・・ゆえに東海林さんに「お時給インベーダー」と
呼ばれてしまいました。
そうだよねーー
考えてみればこんな人事の事を派遣の彼女に相談する事自体がおかしいので
あってさーー
それでも結局は小笠原さんを助けてしまう大前さん。
だから好きなんだけどねーー
国税局の調査に慌てふためいて書類を捜す正社員さん達を尻目に
「私達には関係ないもんね」と言い切る派遣さん達、日頃の鬱憤をはらした?
それにしてもっ
社員食堂のカレーライス、社員が350円で派遣が700円というのは
差別じゃないですかーー
同じ仕事してるのに、こんな所で差別しなくてもいいじゃないのーーー
本当にこういうことがあるのかなーー
こんな身分差別、絶対許せないですよ
だって、結局書類探しも書類整理も派遣さん達が手伝ってるじゃないの?
ねえ・・・・
さらにびっくりした大前さんの資格
「昇降機検査」の資格を持っていたって?
彼女、一体いくつ資格を持っているんでしょうか
こんな人が身近にいたら、どんな会社でも大助かりでしょうね・・・・
とはいうものの、今回は正社員の悲哀も感じてしまったというか。
「小笠原さんを守りたかったけど何も出来なかった」と嘆く里中主任に
「仕方ないじゃないか。俺たちは会社に根を張って生きているんだから。
その土台だけは変えられない。あいつ(大前さん)の真似なんかしたら
俺たちは確実に弾き飛ばされる」
ああ、これぞ会社の歯車にしかなれない正社員の嘆きですね
自由だけど保障のない派遣。安定しているけど思い通りにやれない正社員。
どっちもどっちだなあ・・・と。
今回の大前さんは前回までのクールなイメージと違って、ちょっと
崩れてきたというか、人間らしくなってきましたね。
「契約の更新はしない」という小笠原さんに
「社員なら社員らしく会社にしがみついてください」と泣かせる台詞を・・・
なかなかにいいラストでしたね。
さあ、来週は「助産師」大前春子さんですかーー楽しみです。
(篠原涼子・・確かに太ったかも。あごの線が二重になってる・・・)