ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

ハケンの品格

2007-02-01 10:46:03 | ドラマ・ワイドショー

そもそも、こういうドラマが生まれる事自体、世の中が「格差社会」である

事の象徴であって、企業優先、ワーキング・プア増産の現実

見ていることになるのではないかしら?

 

 ハケンの品格 

派遣社員は厳しいっ 病気でも休めない・・有給はないし信用に関わるし。

だから2つ3つの派遣会社に登録するくらいいいんじゃないか?と

思ったりする私ですが

大前さんは別格として考えて、森ちゃんみたいなのが普通の「派遣」だと思います。

最初のお給料の少なさに唖然として

「これじゃ生活出来ない」とあえぐ様は現実的。

考えてみれば働いているのに親に仕送りして貰わないと生活出来ないなんて

ちょっとおかしいですよね

 

だから、「みんなやってるよーー」の一言で、他の派遣会社に2重登録して

割りのいい仕事を見つけようとする。

これは一種の「知恵」なんじゃないかなーーと思って

一概に森ちゃんを責めるわけにはいかないような気がしました。

 

また最初に出て来る派遣社員と正社員の結婚披露宴でのゴタゴタ。

こんなことが実際にあるんでしょうかねーー

派遣社員だなんて聞いてないぞっ!身元のしっかりした正社員の

お嬢さんだと聞いていたからオーケーしたのに」

うちの娘をバカにする気かっ

派遣に手を出したのはそっちだろ」

これじゃまるで封建時代の身分違いの結婚みたいじゃないの・・・

派遣って・・会社の中ではそこまで差別される存在なわけ?

あの披露宴のあと、どう気持ちを整理したのか続きが見たかったわーー

 

さて、ついつい大前さんにキスしちゃった東海林さんですけど、完璧に無視

されてましたねーー小気味いいくらいに無視っ

それもこれも、前述したような社員と派遣の関係性を知っているゆえの

大前さんの防衛策だったわけで

何だかそう考えると悲しいものを感じてしまいます。

働かない正社員がいてくれるお陰で

私達派遣はお時給がもらえるんですから

という台詞も強がりに聞こえないでもな・・・い?

(いや大前さんくらいのスキルの持ち主になると嫌味にしか聞こえないよね)

 

それにしても大前さん・・・ロシア語まで堪能で商談成立させてしまうほど。

考えてみると、何でこんな人が派遣社員をやっているんでしょうか

「正社員への登用も考えている」という部長さんの言葉にもなびかず

「私は会社に縛られるような奴隷にはなりたくありません」

これぞ大前語録っていうか、すごい台詞ですよーー

 

でも東海林君はそんな大前さんに強く意見が言えない。

(惚れた弱み

でも最後の最後には「ハエ」扱いしてモーレツに怒っていたのが面白い。

大爆笑でしたっ

 

会社は労働力の切り売りで私達派遣を短期間

雇っているだけです。

優しくしたり笑ったり、そういう馴れ合いは正社員同士で

やってください」

とはいいつつも

一緒に働くってことは一緒に生きると同じこと」と

いう東海林さんの気持ちは大前さんにもわかっているんですよね。

 

なんていうか、正社員さんの理想と派遣の現実のギャップを見たような

気がしますねーー

あーー来週が楽しみ

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柳沢某を辞めさせるだけでいいの?

2007-02-01 10:09:03 | つれづれ日記

例の柳沢某大臣の「女性は産む機械」発言で、

与野党から「辞任」を求める声が上がってきています

一生懸命庇っている安倍総理の身の上も危ないというくらいです。

柳沢某も安倍総理も平謝りです。

あまりにも稚拙な発言でした」と柳沢某は言っているようですが

それで済む問題かーーとばかり、「辞任しろ」の声は高まる一方です。

 

でもちょっとまって

本当に辞任させるだけでいいんですか?

何だか話しが別の方向へ流れていませんか?

確かに柳沢某の「女性は産む機械」という発言は辞任に値する程ひどいものだと

思うけど、まるでこれを揚げ足取りのようにする回りの態度ってどうよ

 

発言が・・というよりも、本来正さなければならないのは、その発言の裏に

ある思想ではないですか

柳沢某が本来女性に対してどのような思想を持っているのか、「子供を産む

という事に対して、どんな事を本当は考えているのか・・・

そういう事を徹底的に追及せずして簡単に辞任させようなんて

本末転倒じゃないの

何でも失言すれば辞任すればいい・・・なんて事にはならないでしょう?

特に野党の追及の仕方は「いじめ」と同じ

どうせやるなら、野党がこの柳沢を国会の場に出して、思想を追及すべきでは?

安易な謝罪とか言い訳なんかをせずに、生きて来た人生そのものを

赤裸々に告白させるのが肝要ではないかと

 

何でもこの柳沢某は昭和10年生まれなんだそうですね。

奥さんはお金持ちなのかしら?(新潮には「金を産む妻」とか書かれていますが

彼の娘もワーキングマザーなんだそうです

 

昭和10年といえば、うちの舅と同い年になりますが、

この世代の「男尊女卑」的思想は筋金入りっていうか、揺るがないんですよ

うちの舅も、昔、妊娠中でつわりが苦しいといっている女性社員に向かって

「妊娠は病気じゃない。苦しいなんていうな」と言ってバケツを持たせた

エピソードの持ち主

私が姫を妊娠して、出産時にジュニアを預かってもらおうとしたら

母たるもの、陣痛が始まったら子供の手を引いてタクシーに乗るくらいの

気持ちでなくてどうする」とか言い出し、それでも姑のとりなしで預かって

くれることになったんだけど、迎えに来た日(出産10日前で産休に入る日)

これからは少し掃除でもして運動して」と言い放った男です。

 

つまり、こういう思想の持ち主だって事です。

この世代って、男というだけでちやほやされた世代なんですよね

母親も娘より特別扱いして育てたりしてるし。

で、母親は沢山の子供を産みながら髪を振り乱して家事と育児に忙殺され

夫には絶対服従していた世代

そういう育ち方をしているから「母親」への愛情はすごいものがあるけど

妻と母とどちらを取るといわれたら「母」と答えてしまうタイプ

要するに配偶者を「子供を産む機械」扱いしちゃうっていうんですか?

そういう思想の持ち主だと思うんです

 

でも、こういう親に育てられたのが昭和30年代生まれの人達で

母親達の苛立ちや苦悩を見ているんですね。だから家庭に夢がもてないわけ。

それが結局、少子化に繋がっているという事です。

誰でも、「母親のようにバカにされたり鬱屈を抱えたくない」ですもの

それでもまだ私達の世代は「男女雇用機会均等法」世代で、もしかしたらと

思って家事も仕事も育児も頑張ったけど、

気づいたらぜーーんぶ一人で丸抱えして、毎日が綱渡り状態

夫は相変わらず仕事優先の生活を送っている。

 

そんな私達を見ている下の世代は

結婚なんかしたくない、子供なんか欲しくない

と思うのはむしろ当然の事ではありませんか

 

つまり、少子化の根本的原因は、この昭和10年代生まれの

「男尊女卑」男達にあるわけで・・・

広義的に言えば、柳沢某にも責任があるって事ですよ。

そこらへんの世代的な話と裏の真意をきちんと明白にした上で

「辞任」させるならいいんですけど、

このまま辞めさせたら、何だか悔いが残りそうで嫌ですねーー

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする