そもそも、こういうドラマが生まれる事自体、世の中が「格差社会」である
事の象徴であって、企業優先、ワーキング・プア増産の現実を
見ていることになるのではないかしら?
ハケンの品格
派遣社員は厳しいっ 病気でも休めない・・有給はないし信用に関わるし。
だから2つ3つの派遣会社に登録するくらいいいんじゃないか?と
思ったりする私ですが
大前さんは別格として考えて、森ちゃんみたいなのが普通の「派遣」だと思います。
最初のお給料の少なさに唖然として
「これじゃ生活出来ない」とあえぐ様は現実的。
考えてみれば働いているのに親に仕送りして貰わないと生活出来ないなんて
ちょっとおかしいですよね
だから、「みんなやってるよーー」の一言で、他の派遣会社に2重登録して
割りのいい仕事を見つけようとする。
これは一種の「知恵」なんじゃないかなーーと思って
一概に森ちゃんを責めるわけにはいかないような気がしました。
また最初に出て来る派遣社員と正社員の結婚披露宴でのゴタゴタ。
こんなことが実際にあるんでしょうかねーー
「派遣社員だなんて聞いてないぞっ!身元のしっかりした正社員の
お嬢さんだと聞いていたからオーケーしたのに」
「うちの娘をバカにする気かっ
派遣に手を出したのはそっちだろ」
これじゃまるで封建時代の身分違いの結婚みたいじゃないの・・・
派遣って・・会社の中ではそこまで差別される存在なわけ?
あの披露宴のあと、どう気持ちを整理したのか続きが見たかったわーー
さて、ついつい大前さんにキスしちゃった東海林さんですけど、完璧に無視
されてましたねーー小気味いいくらいに無視っ
それもこれも、前述したような社員と派遣の関係性を知っているゆえの
大前さんの防衛策だったわけで
何だかそう考えると悲しいものを感じてしまいます。
「働かない正社員がいてくれるお陰で
私達派遣はお時給がもらえるんですから」
という台詞も強がりに聞こえないでもな・・・い?
(いや大前さんくらいのスキルの持ち主になると嫌味にしか聞こえないよね)
それにしても大前さん・・・ロシア語まで堪能で商談成立させてしまうほど。
考えてみると、何でこんな人が派遣社員をやっているんでしょうか
「正社員への登用も考えている」という部長さんの言葉にもなびかず
「私は会社に縛られるような奴隷にはなりたくありません」
これぞ大前語録っていうか、すごい台詞ですよーー
でも東海林君はそんな大前さんに強く意見が言えない。
(惚れた弱み)
でも最後の最後には「ハエ」扱いしてモーレツに怒っていたのが面白い。
大爆笑でしたっ
「会社は労働力の切り売りで私達派遣を短期間
雇っているだけです。
優しくしたり笑ったり、そういう馴れ合いは正社員同士で
やってください」
とはいいつつも
「一緒に働くってことは一緒に生きると同じこと」と
いう東海林さんの気持ちは大前さんにもわかっているんですよね。
なんていうか、正社員さんの理想と派遣の現実のギャップを見たような
気がしますねーー
あーー来週が楽しみ