エラいところに嫁いでしまった
今回は割りといいお話でしたね
25年前にお母さんの箪笥に傷を付けてしまったお父さん。
その傷なら修理で直せるという箪笥やさんの言葉に
「お母さんの両親がしたようにひのきを育ててから」といって
25年の間、ひのきを育て、ルビー婚のプレゼントに箪笥!
「こんな素敵な隠し事してたなんて」というお母さんの言葉には
感動があります
そう、今回は「夫婦間に隠し事は許せるか否か」という話なのです。
やっぱり新婚の君子ちゃん達の場合、「夫婦の間に隠し事はなしよっ」って
いうのが普通なわけで・・・
ところが、ルビー婚のプレゼント用に兄弟から預かったお金を騙し取られた
事を黙っていた磯次郎君に君ちゃんは「何で隠し事するのよっ」と怒り心頭。
わかるわかるその気持ち・・
私も、結婚式の一ヶ月前に同様の事がありまして・・旦那が10万円も
騙し取られたことがあるのです。
あの時は正直「結婚をやめる!」と怒りまくって、みんなになだめられました
どうしてそういう事を秘密にするのか
やっぱり、彼女には心配をかけたくないのと、自分で何とかしたいのと
見栄とかとかツッパリとか(磯次郎君の場合は・・・何にもないような?)
そういうのが女性にはわからないんですよねーーー
でも「君ちゃんを信じてるから、君ちゃんが100の隠し事しても怒らない」と
いった磯次郎君、あなたは可愛くていい人だーー
最近は磯次郎君の笑い顔やら泣き顔に癒されている私。
何気に谷原君にハマっているのかしら?
それにしてもいいお姑さんだよねーー
息子に浮気疑惑がある事を知ったら「私はどんな時でも君子さんの味方よ」と
いって着物をくれたりするんだもの。
普通の姑だったら「あなたも悪いところがあるんじゃないの?」とか言いそう。
本当にこの家のお姑さんはいい人だーー
なのに、なんで「エライところ」なのかなーー
今時の嫁さんって、姑に優しくされるのも負担なの?
冷たくされたらされたで怒るのに。これじゃ全うな人間関係結べないよ?
「40年も一緒に暮らしたら隠し事くらい出来るわよ。だけどそれでも
びくともしないのが夫婦ってことだと思うのね」
なんと含蓄のあるお姑様のお言葉っ 見習わせていただきまする・・・
(と、いいつつ・・・おととい会社から一晩帰ってこなかった旦那にネチネチ怒り
「携帯も繋がらない会社なんて今時あるんだねーー連絡なしに帰って来ない
なんて離婚されてもしょうがないよねーー」と苛め抜いた私でした)
拝啓、父上様
名門料亭「坂下」がついに来年3月に閉まって、新しい店がオープンする
事が発表されました。
一平君は店に残って欲しい・・と密かに若女将に言われるのですが、その
裏には「お嬢さんの婿候補」という伏線が・・・
何でも若女将が結婚したのは18の時で旦那は23歳の時。
ガモカジの夢子さんいわく「律子が手をつけちゃって」と笑い顔。
ここらへんが花柳界を知らない普通人にはわからない発想ですけど。
それにしてもお嬢さんとの年末のコンサートを前に、一平君が夢子さんから
言われた言葉が面白い。
「あの子は律子に似て手が早いから」
「アタックしてきても許しちゃだめよ。まあ、ある程度は仕方ないけど」
これって、普通は女の子に言う台詞じゃないですか?
また、その夜に起こった無礼なお客さんの騒動に巻き込まれたトキオ君。
あまりにもひどい客にくってかかってしまったトキオ君に店の仲居さん達は
みーーんな味方についちゃいました。
でも、最後、包丁持っている所に帰って来た一平君。
彼はトキオ君が自殺しようと思っているのだと勘違いしたのに、
トキオ君は一平君に襲われるかと・・・思っていたなんてっ
もうっ 何て憎めないんだ、トキオ君 最高のボケでした。
時代の流れにうっそりと飲み込まれていく神楽坂を感じる、ちょっと
せつない回でした・・・・