ラスト・フレンズ
タケルはルカに告白。でも「その思いには答えられない」と拒否される
ルカはタケルを避けて、バイクの監督を彼氏にしたりとわざと
嫌がらせのような行動に出る。
みちるは宗佑に別れを宣告
ルカのバイクの更衣室に嫌がらせのビラが貼られる
タケルは実の姉に性的虐待を受けていた
宗佑は母親がいなくなった子供の面倒を見る
みちるはタケルに「好きになってもいい?」と告白。ルカがそれを
目撃してしまう
可哀想なルカ。本当はタケルに「男として」自分の悩みを打ち明けようと
思っていたのに、相手は自分を「女性」として見ている。こんなに
辛いことはないよね。
でも、ルカを理解したい、何とか助けたいと思いつつ自分の悩みを抱える
タケルの方がもっと可哀想なんじゃないかと
まさかタケルがお姉ちゃんに性的虐待されていたなんて・・・・
うちの姫ちゃんは「そういうのって・・・ありなの」とびっくり仰天。
だって歳の差だって姫とヨンジュナがそのくらいだし・・彼女にどう
説明したらいいのかわかりませんでした
みちるが宗佑に別れを告げた時
「宗佑は殴るよね。それは思い通りにできないからじゃないの?
自分の事しか考えてないから」というと
「みちると一つになりたいんだ」と答える宗佑
こわーーーい 24時間相手の事だけ考えて頭を一杯にして・・それが
幸せだなんて理屈は通らないけど、この感情は「愛情」を目一杯
受けたいと思う子供と同じなのかな
親が24時間子供の事だけを考えて常に側にいてくれる・・・という安心感
や信頼。これが欲しくて束縛したり殴ったりするんだよね
宗佑も子供には優しかったりするし(でも自分と同じ境遇の子だけ)
育ち方が違っていたら、きっと違う人間になれた筈なのにと思います。
監督のルカに対する「じゃあ、それは全部嘘なんだな」という台詞。
何だかひどいなと思いました。
ルカのお母さんの「思い当たる節があるの?」もひどいけど
要するに親も監督も「もしかしたら・・・」と思っているんじゃないかと
でももし本当にそうだったらどう受け止めていいのかわからないという
のが本音なんでしょう
ルカを支えるべき親や監督が問題を避けて通っているので、
ルカはどんどん自分に嘘をつかなきゃいけない状態になって追い込まれて
いくんですよね
多分、理解者はタケルだけだと思うけど、今はタケルの事も信頼できなく
なっているんでしょう。
みちる 「宗佑の事考えるとね、絶対に戻らない綺麗な
懐かしい場所を思い出してるみたい。
悲しくなるほど。変だよね、本当は
地獄だったのに」
タケル 「わかるよ。俺にもそういう経験あるから・・・
大好きだった人を
大嫌いになった事がある」
この台詞ね・・・・理解できる人と出来ない人といると思うんです。
感覚的に捉えるべきで理屈で考えちゃいけない台詞です。
こういう台詞が書ける脚本家ってすごいなーーと思います
みちるの台詞に対するタケルの答えは半分は的を得ていても
半分はずれている・・・そんな印象。ゆえにみちるも半分は理解された
けど半分は疑問って感じじゃないのかな。
タケルとしてはやっぱり「性的虐待」の話は死んでも言えないと思うので。
辛いわ・・・本当につらい。過去をないものとしてしまえたら楽なのに。
でもみちるがタケルに告白したのを聞いて、うちの姫は
「こんなの許されるわけ?」とお怒りモードでした。
そうだよね・・・宗佑を別れたばかりですぐにこんな。
でもこれはDV被害者にはよくある事。「同情」を「愛情」と勘違いして
「優しいから好きになった」と単純に思ってしまうんですよね。
要するにみちるは誰か常に一緒にいてくれないと生きられない人で
そういう意味では宗佑とよく似ています。
こうなったら最後までこのドラマを見通してやらなくちゃね。