ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

田原総一郎VS櫻井よし子

2012-03-05 12:48:01 | 皇室報道

天皇陛下、ご退院おめでとうございます。

御所には秋篠宮夫妻と悠仁親王、黒田清子さんがお出迎えだったとか。

さぞかしほっとしたでしょうね

東宮家はまたも「先を越された」とかいって怒ってる?しかも、正式に皇太子の

フランス行きが中止になってさらに怒ってる?(2年連続で行けなかったんだっけ?)

 

陛下はまだ食欲が戻らないとか胸水がたまっているとか、色々不都合あり。

そんなに急いで退院しなくてもよかったと思うのに、何が何でも3月11日に合わせようと

いうお気持ち。さらにイギリス行きを検討する事から、5月までにはとにかく元気に・・

という事なんでしょう。

しばらく皇太子の代行が続くようですが、今度は陛下の目が光っているから失敗は

許されないよね。

 

昨日の「報道ステーション」において「女性宮家」の話題があり、

田原総一郎と櫻井よし子が対談をしました。

片や女性宮家の賛成派、片や反対派。この二人の意見を聞くと物事の真実が

どこにあるかわかるような気がします。

 

「女性宮家」設立について

田原

 賛成。大きな理由は将来悠仁親王が一人になるから。

 内親王・女王まで範囲に入れて、配偶者と子供も皇族にして継承を続ける。

  → 女系へ移行してもいい。

 

櫻井

 皇室の存続を願うという目的は女系派も男系派も同じ。

 でもだからといって一足飛びに女性宮家に行っていいものかどうか。

 他の選択肢(旧皇族の復帰)を考えるべきではないか。

 皇位継承について「男系女子」までの女帝は認めてもいいと思うが

  女系に移行する事は伝統に反する。

 女性天皇は、やむを得ずの場合のみ。

 

旧皇族というものについて

田原

 旧皇族の復帰はやぶさかではない。

 それと同時に女性宮家も創設すべき。

 理由は日本国憲法下の天皇家なので、それに従うべき。

  

櫻井

 戦後、11宮家が臣籍降下したのはGHQの支持であって、国民の願いではなかった。

 GHQは日本における「価値観」を根底から覆そうとした。その一つが「祭祀」等

  祈りに関する事で、天皇の「祭祀」をプライベートなものと位置づけ。

 中国はチベットから仏教を取り上げた。外国からの価値観の排除はおかしい

 日本人として日本ならでは価値観を大事にすべきではないか。ゆえに旧皇族の

  復帰は当然の事である。

 

日本国憲法の解釈

田原

 戦後の日本国憲法下において「天皇は日本国の象徴」であると規定。

  「主権を持つ国民の総意」としての「象徴」

 あくまでも日本国憲法を遵守しなくてはならないのが天皇。

 日本国憲法は平和憲法である。

 日本は男女同権社会であり、男女共同参画社会である。女性だけを差別

  するのはよくない → 女性宮家を作る事が男女平等、日本国憲法にかなうこと。

 

櫻井

 女性宮家創設によって2600年の伝統を破る事になってはならない。

  (創設の場合は1代限り、夫・子供は含まないなど男系を守る)

 皇室のあり方を今の民主主義に杓子定規に入れてしまう事は出来ないと思う。

  なぜなら、皇族自体が民主主義の概念からいえば「差別」されているから。

  ・ 選挙権なし

  ・ 職業選択の自由なし

  ・ 健康保険なし

  いわば「何も出来ない(する事が許されない人達)」なわけで、その人たちに

  現在の民主主義をそのままあてはめるのはおかしい。

 日本には日本独自の「民主主義」があった。それは江戸時代にあったような

  身分差の中の「平等意識」 (例・・武士と町人が親しげに交わる事。これは外国

  ではありえない事だった)

 封建社会においてすら実現してきた日本独自の民主主義。人間の対等性。

  それと皇室は共存してきた。

  天皇は「国家の権威」である。国家の権威であるから誰も侵そうとしない。

 

皇室自身は・・・・

 

田原

 今上が皇太子時代、日本は天皇制反対派が多かった。

 それを危惧した小泉信三がわざわざ「テイスコートの恋」を演出し、開かれた

  皇室として国民の合意をとりつけた。

 皇室の民主化、開かれた皇室は皇室の総意。

 

桜井

 昭和6年、昭和天皇に第4皇女が誕生した時、天皇は「皇室典範を改正し

  養子を取る事は出来ないか」と提案。 

  内親王ではなくあくまで男系男子の継承を望んでいた。

 小泉政権下、皇室典範改正直前に悠仁親王が誕生。これは今上のご意志が

  深く関わっている。

 三笠宮寛仁親王及び彬子女王も男系男子継承を望んでいる。

 

最終的に・・・・

田原

 藤村官房長官が「女性宮家創設」と「皇位継承」の問題は切り離して

  考えると発言している。

桜井

 官房長官は誤解しているか騙されている。

 「女性宮家」問題を最初にスクープした読売新聞の小松記者の記事には

 女性宮家の創設を「皇位継承の確保」の為と書いている。

 小松記者は羽毛田宮内庁長官から話を聞いて記事にしている。

  古川貞二郎・福田康夫氏の流れの中で女性宮家創設は「女系」を念頭に入れて

 いるがあまりにも色々な反応があるので、切り離して論じるということに

  なっているだけだ。

 

 「正論」今号を買いました。世界の王室も結構大変な事になっているという事で。

  そこにあったのですが、左翼の方々は「日本国憲法遵守」に異様に拘る

  んだそうですね

  言われてみれば「平和憲法」にやたら拘って、たとえ相手国から攻められても

  抵抗するなとか平気で言う人達だし。

  彼らのよりどころである日本国憲法がGHQによって作られたものだ・・・と言われたら

  何も言い返せない。

  ゆえに「どんな状況で作られようとも憲法は憲法」と言い張るわけで。

 櫻井さんの「日本独自の民主主義」という考え方に「ああ、成程な」と思いました。

 考えてみると、結婚してから姓が変わる事も一つの「平等性」なんですね。

 アメリカ・韓国・中国などのドラマを見ていて思うのは、日本って明治になる前

  までは結構「男女平等」な社会だったんじゃないかという事

  そういう独自のものを破壊していった100年があり、あらたに西洋式倫理観を

  植え込んだ日本国憲法というのがあるわけですが  

 皇室が存在する意義というの後にも先にも「日本独自の伝統」の保持なんですね。

  その枠組みの中で精一杯のお仕事をされているのが秋篠宮家です。

  じゃあ、皇太子家はどうなんだといわれたら、まさに「日本国憲法遵守」の

  悪い部分が出ちゃった感じ? 何でも男女平等だから妃が仕事しないのも権利

  病気と偽るのも権利、夫より前を歩き夫を後ろの席に座らせるのも権利という

  話になっているのだと思います。

 

櫻井さんがテレビではっきりと「羽毛田ー古川ー福田ライン」で女系天皇容認

の方向性が出来たと発言して下さった事で、獅子身中の虫はまさに宮内庁の

最高責任者であるという事が判明しました。

確かにそういう長官といる天皇としては、なかなか動きがとれないのかもしれないと

思います。

日本人として、日本国として、皇室をどう捉えるかってすごく大事なことです。

無関心ではいられません。

 

 

 

コメント (7)
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平清盛9回目

2012-03-05 12:25:42 | ドラマ・ワイドショー

 オセロの中島さん、無事に親元へ帰ったようでよかったけど。

例の占い師を何でその場で確保しなかったの?

夜中に逃げ出してしまうなんて ちょっと詰めが甘いのでは?

テレ東京で放送した3・11のドラマ。「被災地の新聞社」でしたっけ。

みました。

仙台人には当たり前のような河北新報社。

あのビルの前にある銀杏並木が本当に美しくて・・・そこから東北学院に抜ける

道が好きです。

それはどうでもいいんですが。

まだ記憶が新しいうちにこういうドラマを作られても、あまり感動できないの。

なぜって、たとえば地震発生の時の描写。

大きいのが1回だったけど、本当は断続的に大きな余震が続いて、落ち着ける

余裕はなかったはず。

しかもあの日は大雪が降ったのです。なのに窓の外で雪の風景はなし。

気仙沼とか荒浜も同様。

記者さんが被災してドラム缶の焚き火の側で子供を寝かせていたけど、

あんな事をしたら凍死するって・・・・あの日は大雪だったんだよ。

『寒さ」「冷たさ」「凍えるような感じ」がない東北のドラマはやっぱり失敗だと

思うんですよねーー

方言もあまりなかったし。

新聞記者なんだからたとえ震災にあっても家族より仕事優先なのは仕方ないと思う。

思うけど・・・帰宅難民になった夫を待ちながら心細い一夜を明かした身となれば

釈然としないものが。

家族ってなんだろうなあって考えましたもん。

最も危機的状況の時に、もっともあてにしてはいけない家族。それは「夫」だったり

するわけでしょう?今の日本では。

疑問持たないんだよね。世の奥様達って。私みたいな事をいうと「わがまま」とか

非難されちゃう。そういうものなんでしょうね。

今期のドラマは微妙な感じが多いです。駄作もないけど秀作といえるかと

言われれば・・・でも、今の所、一番の出来は「13歳のハローワーク」と

ストロベリーナイト」オタク的にいいと思うのは「理想の息子

野島信司は色々言われる作家ですが、へこまずに頑張って欲しいです

「理想の息子」は親子関係をものすごく皮肉たっぷりに描く事で、本当の「親子愛」を

描いているのかなと思います。そういう意味では意味深い台詞も多いし、よく出来た

脚本だなと思いました。

 

 平清盛 9回目 

 

今回は朝廷がメインのお話だったので、割と集中してみる事が出来ました。

やっぱり平氏の話よりも朝廷の話の方が面白いモンね

(ちらっと出てくる源氏が・・・・

 

子供が生まれた事で「反抗期」清盛もやっと一人前の大人になりました。

随分長い思春期だったよなーーと思います。

そんな彼が雅仁親王に対して「子供のようだ」と説教する姿に

「人のこと言えるの?」って思ってしまったのは私だけ?

 

鳥羽上皇は相変わらずナリ子様をご寵愛(・・のように見えず。あてつけっぽいよね)

崇徳天皇はいじいじ・・・心の声で義清に訴え『一人にしないで」

(そりゃあまあ、子供を産めない正室が自ら離れていくってありえない。よけいに

子供が出来ないじゃないの)

そうこうしているうちに、ナリ子様、男子ご出産 その名もナリヒト親王。

祝いの宴に乗り込んで来た雅仁親王、赤ちゃんのほっぺをつねって泣かせる

という大人気ない振る舞いに及ぶ。

戯れがすぎる」と上皇に叱られた雅仁君。

戯れ?上皇様となり子様の戯れでナリヒトが生まれたんじゃないの?

自分の息子を叔父児といって遠ざけて側室を正室より寵愛するなんて

これ以上のたわむれがある?」

そこでナリ子様、突如怒りだしたま子様に向かって「この女を不幸にしてやらねば

気がすまぬ」とまあ・・・側室の癖に大仰なものいい。

それい対してたま子様・・・瞳から涙をぽろり。

「私はわからぬのでございます。人を愛する事がどういう事か。私はただ

院のおおせのままに・・私を育てて下さった院のおおせのままに」

はい この勝負はたま子様の勝ち

いやーー恐るべし壇れい 泣き落としがここまで似合う女性はいないでしょう。

鳥羽上皇なんて、視線を外す事すら出来ないし、自分をかばってくれるナリ子

を怒鳴りつけちゃったし

鳥羽上皇いわく「苛めて泣かせるとよけいに愛しくなる」んだって。

なり子様、逆上して失敗だったわね。

 

「瀬をはやみ・・・」の歌は西行だよね?

崇徳の歌なの?

 

まあ・・展開としてはいいのですが、雅仁親王の装束と髪型が異様です

いくつの設定かわからないけど、あの髪型はないだろう・・・・し、真っ赤な直衣って。

今回は、色々スケスケ直衣や十二単が出てくるけど「ファン・ジニ」のありえない

韓服を思い出します。一見華やかだけどありえない色やら柄やら

こういうところも韓国ドラマに毒されているなあって思います。

 

ところで。

側室のナリ子様がたま子より上座に座っているのはお子様が生まれたから?

でも側室は側室だしなあ。

それにさっさと席を外す藤原家。これまた上皇様より先に退出なんてありえないと

思います 無礼千万だよねーー

 

さて。

たま子様、義清に抱きしめられて「人を愛すること」を実感しちゃった。

いやーーあんな風に抱きしめられたいと思うけど、あのシーン、そっくりなのが

「冬ソナ」にありましてね 

この大河ドラマは色々な部分で「パクリ」が多いとされています。

オマージュというよりパクリなんだそうです。

そこらへんを検証しながら見るのも面白いかも。

 

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