「理想の息子」が終わってしまいました。
今期ワーストと言われたドラマではありますが、母から目線だと奥が深いドラマでした。
でもこのドラマで一番得をしたのは・・・藤ヶ谷君?私も好きになりそう
平清盛 11回目
サブタイトルが「もののけの涙」
誰がもののけなのかというと清盛なんだけど、暗に、NHKのいう所の「王家の血筋」が
もののけと言っているようなもの。
細かく言えば「白河院の血筋」が「もののけ」なんでしょうけど
清盛が崇徳天皇に自らの出生の秘密を明かし・・・色々語る部分に「もののけ」を
感じろという事なんでしょうけど、かなり不敬なんじゃない?
大河ドラマの歴史は長いけど、皇室を「もののけ」扱いしたのは初めてではないかと。
行き過ぎ感があります。
それにしても崇徳天皇は可哀想です
せっかく生まれたわが子を東宮にしたかったのに、ナリ子のせいで「皇太弟」に
譲位してしまい、院政が出来なくなるとは
いやはや、恐ろしいナリ子様。
とはいえ、彼女に重仁親王の母親の出自をどうのこうの言える身分かって思います。
どうも「身の程知らず」な登場人物が多すぎて、そこに矛盾を感じますね
当時、院と帝ではどっちが身分が高かったんでしょう?
あんなに鳥羽院があからさまに下座に座って敬語を使う程?
今までの大河では、みたこともないシーンだなあって。
なり子VSたま子のにらみ合いっていうか呪詛のシーン・・・これまた韓国ドラマ
そっくりで。まあ、実際そういう事もあったんだろうとは思いますが、表現の仕方が
日本的ではないような気がします。
女同士のドロドロ跡目相続争いを大河ドラマで見るとはねーー
明子さんがお亡くなりになったのは気の毒でした。
とはいえ、清盛が嘆き悲しみのあまりに僧侶を蹴っ飛ばすっていうのは
いかがなものかと (あれ、本物のお坊さんだったそうですよ)
何だってこうキレるの?ここの登場人物は。
その姿を見て清盛パパが「院の血筋を見た」っていうのも解せないです。
最愛の妻が病気・・・治らない・・・死んだ・・・・となれば、陰陽師に頼りたいとか
怒り心頭で嘆くというのは誰でもあることで、院の血を引いているからでは
ないと思うのですが。
とはいえ、暴力はやりすぎ。
でも目が点になったのは盛国の台詞。
「恨むなら王家と朝廷を恨め」ってえ・・・・
疫病が流行ったのも朝廷のせいなの?
他罰的だなあ。
あの当時は、平均寿命が短く、特に女性は出産等があっていつ死ぬかわからない
状態にあったわけでしょ?
人の「死」が当たり前に存在していた時代、それを「国のせい。帝のせい」
「朝廷が権力争いしているからだ」とは思わないんじゃないの?
そういう「〇〇のせい」という思想は半島系の思想ですよね?
むしろ自分を責めるのが日本的ではないかと。
「こんなに早く死ぬのだったら船に乗せてやればよかった」とか
「神社におまいりに行かなきゃよかった」とか・・・・
それをモロに国家権力のせいにして、自分が成り代わろうとする考え方は
ちょっと違うような気がするんですけどね。
そうそう・・玉木君の義朝君。
あっちこっちで子供をお作りになってすごいなーーと思う反面、せっかく
上半身裸で女性を押し倒すシーンがあったのに、色気ゼロ
人形を倒しているみたいでしたよ。
もうちょっとお勉強しましょうね。