ミキティが何か大きな力に利用されている?
ただでさえ「疑惑」のフィギュアスケート界なのに。
まず・・・私は報道ステーションもワイドショーも見てないので、ミキティの出産についてはネットのニュースで
知りました。
で、夕方のニュース等で大々的に取り上げられ、早朝のワイドショーでもわりと好意的にとられ・・・・・
それが何で?なのかわかりませんでしたけど。
テレ朝が独占インタビューをとったという事で、一気に「望まれない出産を決意したミキティ」に拍手喝采状態に。
ここまではまあ「いつものマスコミ」で終わったんですけど。
週刊文春のメルマガで「安藤美姫の出産を支持しますか」というアンケートがありました。
一応、それに答えましたよ。「支持する」にポチっとして、理由を書けとあったので
「出産しちゃってから今さら支持するも何も・・・」と。だってそうでしょう?生まれちゃったんだもん。
祝福するしかないじゃないですか?
それから「母として五輪を目指すことに・・」みたいな質問があってので「谷亮子みたいなのは嫌」と書いた記憶が。
内容的に差別的と思ったり、人権侵害と思ったりはしませんでした。
しかし
夕刊フジに「安藤美姫「公開リンチ」に大炎上!文春アンケート中止
というのが載って。
個人的には一部の会員しか見る事が出来ないメルマガで「公開リンチ」も何も。それにリンチってどういう意味?
「支持するかしないか」と問うただけで、あからさまに否定したり、いじめたりしたわけじゃないのに。
そのフジの内容は
復活を目指す安藤に水をかけたのが週刊文春。
4日、メールマガジンの読者約8000人に、「安藤選手の出産を支持しますか?」「子育てしながら五輪を目指すことに賛成ですか?」と
質問した。
これに対し、「人権侵害だ」「支持する・しないって何様のつもりだ」と批判が広がり、同誌はアンケートを中止。
新谷学編集長名で「このアンケートに関して不快な思いを抱かれたすべての方にお詫び申し上げます」と謝罪文を発表した。
下着通販会社「ピーチ・ジョン」創業者の野口美佳氏はツイッターで「読んだ瞬間ドッカーンと怒りがこみ上げ、
いまでもブルブルとした思い」とつぶやいた。
脳科学者の茂木健一郎氏もツイッターで
「その記事は、国際的な人権感覚から言えば、かなりぎりぎりのところで書かれている」と分析。
その上で、「日本のマーケットでは、それが売れる。
今回の安藤選手に関するアンケートは、ぎりぎりを踏み外してしまった感あり」と指摘した。
女性問題に詳しい東京家族ラボ主宰、池内ひろ美さんは本紙の取材に、
「出産を支持するか、という問いかけ自体まったくリテラシーがない」と批判。
野口さんは何でブルブルとした思いを抱いたのか?ドッカーンとした怒り?
ジェンダーフリー論者なんだろうなと思いますが、「オリンピックを目指す程のスケーターが、突如「未婚の母」になって大々的に
それを発表し、「賛同するべき」と思う方が「ブルブルとした思い」にかられるのでは?
ミキティファンはフィギュアファンであって「未婚の母になっても金」のミキティファンではないんじゃないかと。
コーチとの別れを経験し、この先、どうやって練習をしたらいいかわからない・・・・と発表されて、ひそかに心を痛め、心配していた
ファンも多い筈。
なのに、ある日「子供を産みました。中絶しようかと思ったけど勇気をもって産んだ私は偉い。フィギュアスケーターである前に
女だし母なの」みたいに言われたら・・・失望するんじゃない?今までの発表は嘘だったわけ?って。
それに、本当にこの出産に自信があれば堂々と「私は〇〇さんの子供を産みました」と言えばいいじゃない?
やることなす事中途半端で、日本の倫理観の中で果たして「支持されるか否か」を問うのは、別に問題があるとは思えません。
国際的な人権意識で考えても・・・・例えばフランスのように入籍しないカップルがいくらもいるという国においてさえ
「仕事を放りだして知らない間に出産していた」事は支持されるんでしょうか?
「出産を支持するか」という問いは確かに無意味です。だってもう産んじゃってるから。
それを言うなら「安藤美姫の生き方を支持しますか」とすればよかったのかもしれませんね。
庶民のひがみととらえられるかもしれないけど、フィギュアはお金がかかる。誰でも出来るスポーツではない。
その世界でメダルを期待される程に頑張ってこられたのは、それを支える人達がいてこその話。
その人達に対して、「スケートも大事だけどママになる事も選びたかった」と事後報告したらどう思われるでしょうか?
文春は謝罪し、アンケートを中止。これって言論の自由を奪われた事になりませんか?
東スポ 「美談じゃすまされない。スケート連盟に抗議殺到。
「ちゃんと性教育しているのか」との声も。
あれ?テレビとは真逆の事が起こっていたんですね。
フィギュアスケート元世界女王の安藤美姫(25)の衝撃の未婚出産は、あたかも美談のように仕立てられている。
「母親として五輪出場へ」「ママでも目指せ金メダル」といった報道が目に付くが、その裏では深刻な事態に陥っていた。
実は日本スケート連盟に苦情電話が殺到。
中には「お前ら、ちゃんと性教育しているのか!?」と怒りをあらわにする人もおり、連盟スタッフは大困惑しているという。
万が一にも「フィギュアの世界は下半身がだらしない!?」などという評判が立っては、一大事だからだ。
ミキティが出演するアイスショーのチケットはバカ売れでプラチナチケット状態に。宣伝効果はあった。
でも「多くのメディアでは出産した母がソチという夢に向かって決意するという
美談になっていますが、
非常に違和感を覚えますね。再起しようと本気なら、避妊しないのはなぜ?
そこは問われるべきではないでしょうか」との意見も。
日本スケート連盟には苦情が殺到。現役選手が結婚もせずにいきなり出産だから。他の競技では考えられない。
フィギュア界では織田信成が2010年にデキちゃった婚。
今年4月に無良崇人がデキちゃった婚。小塚崇彦にも熱愛報道・・・もしデキちゃったなんて事になったら?
フィギュアをやらせようとする親達の間で「フィギュアの世界は下半身が甘い」とイメージづけられたら、スケーターに
なる子がいなくなる。
ジェンダーフリー論者っていうか、野口さん等は勘違いしていると思うんですが、ミキティの出産は
「キャリアをとるか母になる事をとるか」という、「女性問題」ではないのです。
むしろ「プロ意識を持っているのかいないのか」「公私の区別がついているか否か」という問題です。
テレビ局が根本の問題をすり替えて報道したり、擁護したりする背景には、東宮家問題と大きな共通点があるような
気がします。
スケート連盟に苦情の電話が殺到している事など、テレビは報道しないでしょうし・・・という事は多くの国民は
ミキティのやったことを全面的に肯定し、応援しているという印象操作をされるわけですね。
「何だかおかしい」と感じても、何がどうおかしいのかわからない国民も多いでしょう。これこそが「マスコミにおける言論統制」
であると思います。
そのミキティ、6日は福岡でアイスショーに出演。
この日の曲は「ママへ」
後半には3回転ジャンプを成功させて拍手喝さいを浴びたそうですが、本当の出来はどうだったんだか。
曲選びにしてもあざとい感じがしますよね。
清く正しく美しいのはデーと真央ちゃんだけか?あの二人、こんな環境下でほんと、よく頑張ってるよね。
頭が下がります。