大輔っ よく頑張ったよね
まず・・羽生結弦君、金メダルおめでとう すごいね 日本人として仙台人として嬉しい。
最初、マスコミに登場した頃は男なのにビールマンスピンをやったり「白鳥の湖」を踊ったり
私の中では微妙路線炸裂してた少年でした。
本番に弱いというか、ひ弱っていうか・・・リハーサルでは完璧なのに本番になると
いつも失敗するというような印象があったなあ。
でも、ブライアン・オーサーコーチと相性がいいんでしょうね。
みるみる「どこからくるその自信」というような顔に変貌。肌が綺麗でスタイルがよくて
足が長い彼がそんな表情すると「絶対勝てる!」って思ってしまいますよね
今回、まずショートプログラムについて。
私は専門家じゃないから、どの程度の技術があってどういう採点で・・・というのは
わかりませんが、今までの大会に比べると出来は今一つだったなと思います。
何となく振りが荒いというか・・・でもあの曲と振付は非常によかった。
ゆえに最高点だったのかなと 思います。
そして、フリー。
これは「やっぱり」と思う、これまでの繰り返し。ショーで完璧。でもフリーは転ぶ。
許容範囲内で。でも正直、金メダルは無理じゃないのか?って思いましたよ。
今回はパトリック・チャンの調子が悪かった。ゆえの半分棚ボタだと思って欲しい。
彼はまだ19歳。
これから4年後に期待します
町田樹君。初めてのオリンピックで緊張しまくっていたのがわかります。
でも本当によく頑張ったよね。
顔がにきびだらけで・・・っていうかアトピー?初めて見た時の印象は
「まず顔をなんとかせにゃ」だったなあ
でもすっかり肌がきれいになって。
しかも背は高くて。日本人としては嬉しい限り。派手な衣装もよく似合ってたしね。
まだまだこれからじゃないかしら?
そして・・・・高橋大輔
ショートを見て、なぜか涙があふれました。
佐村河内じゃなく、新垣さんでしたっけ?いい曲です。ほんと。
しかも世界観がばっちり。
そりゃあ4回転でミスしたし、顔色も悪かったけど、そんな「満身創痍」の王子様が
私には一番素敵に見えたのです。
高橋大輔のスケートにはロマンとムードとドラマがあるんですよね。
そしてフリー。
選曲はいいとして、振付がオリンピック仕様ではないなーーという気が。
インパクトに欠けるというか。
でも、何というか・・・・大輔の場面だけ会場の雰囲気が一変したでしょ。
まるで、彼のファイナルショーをみているような?
会場の人達全員が大輔のフィギュアに魅了されているのを感じました。
これは「技術」ではなく「才能」です
こんなに神様に愛された人を私は知りません。
思えば、怪我・怪我・怪我の連続。20年のフィギュア人生の中で
羽生のように伸び盛りで怖いもの知らずだった時期はほんのわずかでした。
再起不能とまで言われたあの怪我を克服して再登場した時、
大輔はすでに悟った目をしてた 絶望を経験した人にしかわからない「悟り」が
そこにあったのだと。
彼のスケーティングはより丁寧に、より表現力を増して行きました。
でも、その表現力がジャンプの難易度を競う場になると、ちょっと弱くなるのはしょうがない。
だけど、羽生の完璧な4回転より私は大輔のトリプルアクセルの方が好き。
そこにはロマンがあるもの。
今回のショートもフリーも、見てる間、私達は別世界に飲み込まれていました。
いうなればリアルに「愛のアランフェス」を読んでいる感じ。
スポ根漫画を必死に読んでいる時のような?
「動き」や心情を紙の上で表現し、読者を引き込んでいくあの手法と同じ。
一挙手一投足に大輔の感情があふれてて、それが見ているものの中に
流れ込んでくる・・・・そんなスケーティングでした。
まだ体調が万全ではないと聞きました。
怪我の具合、本当によくなかったようですね。顔もやつれきって。
それでも期待するファンと、自分の為に戦いを放棄しなかった姿勢は本当に
素晴らしいと思います。
終わった時の笑顔。それを見て多くのファンはほっとしたと思います。
「ああ、大輔が笑ってるからそれでいいんだ」と。
それ程、厳しくてつらそうな顔ばかり見てきたという事ですよ。
もう、こんなスケーターは出ないだろうな。
私達を夢の世界に引き込んでくれるスターはもう出ないと思います。
そんな歴史的な一場面に生きていられる事を感謝します。
大輔、ありがとう
……ジャッジの間。モロゾフコーチが大輔に耳打ちするシーンがありましたが
思わずキスするのか?と思ってドキドキしちゃった
なんて妄想 こんな妄想をかきたてる彼は何者なのか?