羽生結弦&小平奈緒選手に国民栄誉賞だそうですね。
実現したらそれはそれで素晴らしい事です。いっそ、藤井6段には紫綬褒章でもあげたらいかがでしょう?
小平と韓国のイ・サンファ選手の友情は絵になりますけどね。
「チャレッソ」だっけ?よくやったとか頑張ったねとかいう意味の。
これが本当のスポーツマンシップとは思うけど、日本はそんな風に駆け引き無しで喜んでいるけどあっちの国はどうだかね。
そういえば羽生の地元は仙台だったっけ?すみません。あの顔つきだとそう言われても全然納得できなくて。荒川静香ならわかるんですよ。鈴木京香もわかる。
でもそもそも仙台に「羽生姓」ってどれくらいあるんだろうなとか色々考えちゃって。とにかく東北人っぽくない顔だしね。
ふと思い立ってというかどうしようも懐かしくなって高橋大輔のNHK杯の映像をずーーっと見てみました。16歳でNHKデビューした頃、観客席はまだ人がまばらで「そういう時代もあったんだっけ」と思いました。
宇野君の年齢の頃にはすでに「世界一のステップ」になって羽生の年齢では、より磨きがかかって「魅せます」って言われてましたね。
彼の何がそんなにすごかったのか、と、今思い返してみると、まず「選曲」にあったと思います。
最初は普通にクラシックを踊っていたのですが、それをロック風にアレンジしたり、ジャズになったりひヒップホップになったり、前衛的になったりラテンになったりタンゴになったり・・・とにかく曲がバラエティに富んでいて、それだけでも十分に楽しめるのですが、高橋のステップがまるでメロディみたいにノリにノルからついつい楽しくなってしまうんですよね。
羽生の年齢の頃、彼は少し不協和音に凝っていた時期もあり、ちょっと理解しがたい音楽を使っていた時もありますけど、それでもここで「飛んで欲しい」と思う場面ではきちんと飛ぶ、回る、みたいな♪の一つ一つをとても大事に滑っていたんだなあと思います。
転ぶ事も多かったですよ。確かに。でもステップの時にあれだけ体と足を動かしていればそりゃあ疲れるだろうなあ、転ぶだろうなと思います。
さすがに4回転を飛ぶ時には「助走」が付きますが、トリプルアクセルの時は、まるでステップの一つのように自然にぽんと飛ぶからそれが軽くてかっこいいんですよね。
選曲の素晴らしさは、振付にドラマ性を与えます。
ある時はピエロ、ある時はロミオ、ある時はフラメンコダンサーに・・と、その時その時に役になりきっているような感じがするんです。
そういう滑り方をしたのは今回はフェルナンデスだったなあと。
もし高橋が銅メダルを取らなかったら、今の羽生はいなかったかもしれない。
ゆずるんは確かに「俺様的スター」オーラたっぷりです。
「俺様好き」な女子にはうってつけ。発言とは別に気遣いを見せる優しさ(あざといともいうけど)にメロメロになる気持ちもわかる。
昔からかれは高橋には生意気だったようで、でも高橋は一度も怒った事ないし、スター街道まっしぐらに走り抜けようとする羽生を高橋は悔しいけど実力を認めつつ冷静に「俺は俺」と思っていたのではないでしょうか。
なんにせよ、あの世界一のステップは誰も真似できません。ネイサン・チェンでも。
そういう意味で高橋はオリンピックの氷の上で盛大なアイスショーを繰り広げた最後のスターだったのかもしれませんよね。
今、ダンスや歌舞伎とのコラボで活躍の幅を広げる高橋大輔は以前より色気が増しているし、実力も上がったなと思います。4回転みたい人には物足りないかもしれないけど、それって退団した男役スターに「もう一度男役に戻って」というようなものよねーー
たとえ無冠でも浅田真央と高橋大輔の功績は本当に大きかった。真央ちゃんは最後に見せたけど、高橋大輔はそこらへんが不発に終わって残念な気がします。
(そうはいっても手から血を流しながら氷上で滑る高橋の色気は腐女子にはぞくぞく来ましたっけね)