山崎育三郎が出演してなければ、とっくに無視してる朝ドラですけどね。
悪いのは脚本家なのか反日NHKなのか。
と、思ったら、オンエア前に脚本家が交代していたんですね。
林宏司ではなく、平成生まれっぽい名前の人2人とスタッフの共同作業。
だから、「昭和」をちゃんと描けないし、「戦争」をステレオタイプにしか描けない。
古関裕而がどんな思いで「暁に祈る」や「若鷲の歌」を作ったかがわかっていないのです。
山田耕作なんて日本でもっとも有名な作曲家なのに、まるで「軍の傀儡」「悪代官」のような扱いぶり。
小山も佐藤も徴兵年齢ではないのに、いきなり徴兵されている。
佐藤は「丙種で落ちた」と愚痴るけど、徴兵検査は20歳でするものです。軍隊に入る前にするものではないです。最初は甲種から徴兵されるはず。
召集令状が来た小山に妻の音は「何かの間違い」「なんとかならんの」とこればっかり。共産主義者でないかぎり、こういう言い方はありません。終いには軍人を夫に持つ姉にコネを使って何とか撤回させようとする。
バリカンで髪を切ろうとしている小山。でもその前にやることあるでしょう?まず福島に連絡して一度は帰らないと。だって召集されたらどこへ飛ばされるかわからないし、生きて帰って来る保証もない。
小山も佐藤も召集撤回になるが、一度召集令状を受けたことが撤回するのはありえない
新聞記者だからって「日本は負けてる」なんて軽々しく口にしたりしない
キリスト教信者はみんなアカなんですか?「あんたんとこは軍からお金貰ってるから」と音の母が信者仲間に悪口言われてますけど、名誉な事で決して恥ではない。
戦争中期か末期かわからないけど、生活感ゼロの小山家。掃除しながら呑気にオペラを歌う音。あんな大声じゃ周りに聞こえるでしょう。隣組が怒るよ。
予科練見学というのも実際に出来るものでしょうか?
一応機密も抱えているわけで作曲家といえど一般人がおいそれと入れる場所ではないと思うのですが。また中佐の言葉で「燃え盛る飛行機で体当たり」した話が出ていますが、思わず「え?もう特攻隊出てるの?」だったら東京なんて空襲だらけじゃん。と突っ込んでしまいました。
こういうコンセプトではまともな脚本家が降板する気持ちがわかります。
制作スタッフともめたというけど、悪いのは制作ですね。日本人かどうかわかりませんけど。
短くして正解。もう見てられないよ・・・・
これを面白いと言って見ている若い人たちに言いたい。
これはファンタジーで嘘でフェイクで。
まるで韓国史劇と同じなんだよって。
それにせっかく出来上がった軍歌もとい戦時歌謡なら、もっとなんども聞かせて下さいよ。全然物語の中で曲が生きて来ないんだよね。
なんてことを考えながらぼんやり「星影のエール」を聞いていたら、ふと思ってしまったんです。
♪ 泣いて生まれて ♪
え?泣いて生まれる?
生まれてから泣くんじゃないの? 泣きながら生まれるんじゃないの?
泣いて生まれるってどういう意味なんだろう。
お腹の中ですでに泣いているのか?
・・・・我が家の二若君に聞いたら「言葉通りの意味じゃない?」っていうので、「言葉通りならお腹の中ですでに泣いていることになるけど」
「・・・・」
うーん。
その昔オフコースの歌詞が「僕」と「私」の入りまじりで、「何でかなあ」と思ったのと同じような疑問がわいてきました。