もはや私達は五輪に関して「嫌だ」と顔に出す事も許されないのでしょうか?
五輪開催時にどれくらいの外国人が入って来るかと言えば約8万人。
選手達は日本に入ったその時から専用車で移動し、日本国民とはすれ違うことがないようになっています。
しかし、8万人の「大会関係者」は別です。
選手が五輪期間全てを通して選手村を出てはいけないのに対し、関係者は15日間を過ぎたら公共機関を使ってもよい、観光などに関しては「検討中」となっているのです。
「検討中」という事はつまり「OK」になるという事です。
五輪ファミリーの連中が「観光したい」と言って、組織委員会などが「ダメです」と言えますか?言えません。
そこで、「日本にいる外国人を差別してはいけない」という発想になる。
「五輪関係者も選手もワクチンを接種している。それに比べて日本人は接種が進んでいない。そういう国に来るのは怖いと思っているかもしれない。観光地などに外国人が来た時に「来ないで」などと差別するような行動をしてはいけないのでは」
というわけです。
これは日テレのニュースの中でアナウンサーが言っていたのですが。
多分、政府もこういう流れになっていくと思います。
日本はまだ高齢者ですら全部のワクチン接種をすませていない。
都内の進んだ区域では「若い人も」「職場接種」と加速していくけど。
全ての自治体が同じ進み方をしているわけではない。
群馬県の市長のように「我々が迷惑をかけるかもしれないから気をつけよう」という人もいます。
その「迷惑」というのは、私達が感染させてしまうことです。
五輪開催によって、「感染してしまう」事もそうだけど「感染させてしまう」ことも心配しなくてはならない。
もし、日本で大会関係者が発病した時の補償はどうなる?
だから、それらリスクを避ける為に日本人はなるべく外国人と会わない方がいいんじゃないか。
例えば温泉地で「外国人お断り」となったら、日本人としてはリスクを避ける為に行った事でも「外国人を避けた。差別だ」となるのかもしれません。
相手の為を思えばこそ「近寄らない」のがいいだろうと判断する場面があっても「差別」と言われたら、日本人はどうすればいいんですか?
「国民の命を守る」「安心安全」と同じ事しか言わない菅総理に聞きたいです。
徹底した感染対策をするのではないでしたっけ?
ホテル外のレストランでも五輪ファミリーがおいしく食事ができるように、オリンピック期間中は酒類の提供もOKになるのでしょうね。
そして感染者が増えたら、また時短しろ、酒出すな…で飲食店をいじめるのでしょうか。
まあ、選手村自体が酒類の持ち込みOKになりましたからね。
もうこちらが外出を控え、一時的に海外から「緩い入国制限」でやってくる人流を避けるしか手がないのですね。
一般人はそれができますけど、客商売の方々は本当にお気の毒です。
既成事実を作ってから、色々なルールを緩めるために検討などと言うのはひどいと思います。現在、オリンピック以外の入国者は3日間所定のホテルで隔離し、PCRテストし陰性であればその後は自主2週間隔離後に自由行動なんですかね。だとすると、オリンピックの人たちだけが何故外に出られないのか。。と言う事になります。只、五輪と言うのは色々な国の人々の集まりなので8万人の中で変異株がその中で潜んでいる可能性はあると思います。五輪自体をするべきではなかったと言うのは医師会の方のおっしゃる通りでしょう。
反面、外国人を差別してはいけない、と言うのは、これはその通りだと思います。日本に東南アジアから出稼ぎに来ている人たちや、外資系企業の駐在員や外国語教師、日本人の外国人配偶者等色々な人たちがいて、税金を納めていますが、コロナ以降一度も日本を出た事がない外国人もいるかもしれません。それから、在外邦人で日本に帰国する人たちも外国人と同じリスクなんですが、見た目ではわからないですね。最近、ニュ-ヨ-クで観光客に無料でワクチンを接種させると言うのがあり、日本からも行った人たちが結構いるようですが、長時間の飛行機は感染のリスクは非常に高いのによくやるなあと思いました。話がずれましたが、要は、外国人だけでなく、日本人を含む人の移動が一番危ないと思います。