大劇場芝居
神々の土地(H29) 上田久美子作・演出
主演 朝夏まなと
宙組の歴史始まって以来の傑作であると思いますし、平成宝塚の作品の中でもダントツの1位になるんじゃないか?と思う作品です。ストーリーは勿論、大階段や銀橋の使い方、人物の描き方全てが素晴らしかったです。
まー様が息を吐く度、ロシアの冷たい空気がことらに来るようでした。
2位・・・シェイクスピア・空に果つるは・・ (H28) 生田大和作・演出
主演 朝夏まなと
非常に朝夏まなとのキャラに似合っていた作品だったと思います。シェイクスピアの人生を描きつつ、楽しくてほっこりするような話になっていました。
3位・・・NEVER SAY GOODBYE(H21)小池修一郎作・演出
主演 和央ようか
原田諒の「キャパ」よりずっと面白かったし、音楽的にも素晴らしかったです。
当時の宙組は歌える人が多かったのと、ビジュアルがよくて個性的なメンバーも沢山いましたから。再演されてもおかしくない作品なのにねーー
4位・・・モンテ・クリスト伯(H25)石田昌也脚本・演出
主演・・・凰稀かなめ
東宝で見た同作品も、テレビドラマの方もそれほど面白くないんです。というのは、洞窟にいる時間が長かったので。でもそんな長ったらしい話をここまでまとめられるなんて石田先生を見直してしまいました。悪役が凰稀かなめには似合っていましたよね。
5位・・・黎明の風(H20) 石田昌也作・演出
主演・・・轟悠
白洲次郎の人生を描く作品です。ちょっと長ったらしい感じもしますが、ラストになぜか号泣している自分がいて。ああ・・日本の独立ってこんなに大変だったなと。歴史を勉強する意味でもいいのじゃないでしょうか?
エクスカリバー(H10) 小池修一郎作・演出
主演・・・姿月あさと
正直、お披露目にこれ?って思いました。描き方が完全に童話っぽくて。つまり小池先生には姿月あさとがまだ子供に見えるのかなと思ったり。
大劇場ショー作品
1位・・・HOT EYES(H28) 藤井大介作・演出
主演・・・朝夏まなと
結局「エキサイター」系の作品なのはわかっているんですけど。それでも見ているとたのしくて踊りたくなるし、知っている曲がこれでもかと出てくるし。朝夏まなとと真風涼帆の仲の良さもいいし、ヤンさん振付も最高だったし。
2位・・・PHOENIX宝塚(H27) 藤井大介作・演出
主演・・・凰稀かなめ
また藤井大介か?と思うけど、これ、テーマ曲がめちゃくちゃ凰稀かなめに似合っていましたよね。構成も良く出来ていたし。
3位・・・Amour de 99(H26) 藤井大介作・演出
主演・・・凰稀かなめ
そんなに藤井大介が好きなわけじゃないんです。でもこれも様々なレビューの切り貼りながら構成がしっかりしていて面白いんですよ。
4位・・・シトラスの風(H10) 岡田啓二作・演出
主演・・・姿月あさと
再演されているものよりメッセージ性が強く、いつもの岡田作品とはちょっと色が異なっているとは思うのですが、いつもゴスペル部分だけが切り取られちゃってねえ。
5位・・・GLORIOUS(H12) 藤井大介作・演出
主演・・・姿月あさと
藤井大介のデビュー作です。私的にはものすごくうるさいショーでした。もう少し静かに出来ないのか?と思ったくらい。でもそれが藤井先生の若さだったのかな。その当時、マンネリ化していたショーの構成に一石を投じた作品として意識しています。
【小劇場作品】
1位・・・翼ある人々(H26) 上田久美子作・演出
主演・・・朝夏まなと
初めて見た時の衝撃度が忘れられない作品です。私にとっては「月雲の皇子」よりこっちの方がずっと傑作だと思います。ぜひぜひ見て欲しいと思います。とは実際のブラームスとはイメージが違いすぎますけど。
2位・・・BOXMAN(H16) 正塚晴彦作・演出
主演・・・和央ようか
これ、賞を取った作品ですよね。納得しました。本当に面白かったから。正塚先生にしては万人がウケるような作品を作ったと思います。花總まりも目立ちすぎることもなく。和央ようかのクールさが目立った作品でした。
3位・・・CROSSROAD(H11) 正塚晴彦作・演出
主演 和央ようか
樹里咲穂の演技が目だったし、遠野あすかが新人のくせにえらくすごい演技力を発揮。だけど、宝塚作品なのに髪を流しっぱなしの和央ようかの色気に参りました。
4位・・・ヴァンパイア・サクセション(H28) 石田昌也作・演出
主演・・・真風涼帆
吸血鬼物は宝塚では沢山あるんですけど、こんなに笑える作品は早々ないかも。
それでいてほろりとさせるシーンもあり。石田先生は時々いい作品をつくります。
5位・・・相続人の肖像(H27) 田渕大輔作・演出
主演・・・桜木みなと
どうってことのない作品なんですけど、女の子は好きです。こういう貴族がどうのとか相続がどうのとかいう話。取り立てて山場があるわけでもないのになぜか最後まで見てしまうという。ぜひ試してみて。
Apasionado!!II(H24) 藤井大介作・演出
主演・・・大空祐飛
実は本家本元より好きです。なぜって・・・ちゃんと娘役トップがいるからかなあ。しかもこっちの方が構成がしっかりしているし。
ひかるちゃんの熱演、怪演にジェンヌ魂を見た思いでした。
宙はやはりシトラスの風ですよね。ああ、宙組見てるんだ、幸せ〜といつも思える。
特に、ゆうひ様、まぁ様、思い出に残る作品があります。
陽月華ちゃんは怪我で代役だし、でも全体的に良かった。麻生太郎さんが見に来たと言う話も有りましたけど、和子ちゃんに次郎が男の子が生まれたら太郎って名前にしろよ!と言う台詞はどう聞いたかしら?
テレビ画面越しにでも魅了されてしまうほどですから、生で公演を観てしまったらハマってしまうこと間違いなしですね。
美しい衣装やセットが夢の世界へ連れて行ってくれた作品でした。
あまり関心なかったまぁさまに翼あるで落ちました。
(あのたまきちだって格好良かったもん。)
こうやってみるとポスターのセンスも抜群。
大劇の暑い夏を寒いロシアに避暑に行きました^_^
初演月組はあまり印象に残らなかったのですが、こちらは秀作でした。ゆうひさん贔屓だからかなーなんて思っていたのですが、やはり娘役トップさんがいるのはいいものです。すみかちゃんですし。 構成もしっかりしていたんですねー
銀橋の男役さん達の女役もこちらのほうが味があるというか…女役をやって違和感がないことも必要な場合もありますが、この場合は宙組が正解かなと。
宙組はなかなかまとまりを感じられなかったのですが、ゆうひさんのときはとてもまとまっていたと思います。
次が、まぁ様のときかな…
昔のように生え抜きなら、トップさんが交代しても組のまとまりや雰囲気はほぼ変わらなかったと思うのですが、今のようにあちこちに飛ばされていては、なかなか難しい…
宙組は歴史が浅いぶん、それが顕著に思えます。
Apasionado!!のコメントはわたしです。
名前を入れ忘れました!