よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

8月15日

2007年08月15日 | いろいろ
終戦は嫌な戦争が終わったのだから、喜ばしいことであり、確かに「記念日」に違いなく、だから終戦記念日なのだろう。しかし、これは間違いなく「敗戦の日」でなければならない。終戦記念日と言うと、どこか、他人事のような、ホンワカムードで戦いが終わったようになる。これではいけない。
敗戦後2年目で生まれたよし坊は、その親父から何度もジャングルで虫を食べた話を聞き、嫁の親父からは、シベリア抑留の話を、何度も聞いた。しかし、語り部としての戦争経験者がドンドン舞台から去っている(嫁の親父は92歳でまだ元気だが)。風化は避けられまい。しかしだ、忘れちゃいかん。

12月7日を見よ。アメリカでは「リメンバー、パールハーバー」の大合唱だ。それなら、こちとらは、8月6日は「リメンバー、ヒロシマ」、9日は「リメンバー、ナガサキ」で、国を挙げての大合唱だ。と思ったら、当時の防衛大臣のクマなんとかというバカ政治家が「原爆投下もやむなし」とのたもうた。

アメリカの「早期終戦には原爆投下が必要だった」というのは、嘘で、そのことは、戦後、ヘレン・ミアーズの「アメリカの鏡、日本」や、その他多くの著書で指摘されている。

人間、新しい武器を持てば、使いたくなるのが人情。折角完成した原爆なるものをどこかで実験したかったのだろう。それが日本だった訳だ。

風化は早く、恐ろしい。最近は、「8月6日は何の日」とか、「8月9日は」と聞いてもポカンとしている若者が多いらしい。そのうち、8月15日は?

そう、そういえば、8月15日は、ワイフの誕生日。よし坊は忘れようにも忘れる訳にはいきません。これ、忘れたらえらいこっちゃ。