よし坊のあっちこっち

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オーナー会社で働く心得

2007年08月18日 | いろいろ
今回辞任した「白い恋人」の社長は創業者の二代目。典型的なオーナー会社と聞いて思い出すのは、昔の我が上司。性格温厚で、バランス感覚抜群、海外経験も豊富で、お得意様の受けも良い。彼は請われてお得意様のオーナー会社のナンバー2として転職した。

その先輩から聞いた話。オーナー会社の、しかも幹部社員となると、大変らしい。地獄の一歩手前とも聞く。その心得は唯一つ。社長には「決して異論を唱えたり、反対してはならない」。その時は辞める時らしい。どんなにオーナー社長が立派だといわれていても、この鉄則を外したらいけないそうだ。それが風通しを悪くさせ、積年の膿となって貯まっていき、ある日突然の些細な不祥事で崩壊の憂き目に会うという寸法だ。有名処ではツツミヨシアキなんてのがいたっけ。

これに比べれば、何年かで社長が代わる、サラリーマン社長の会社は大分マシ。自分よりちょっとマシな奴が社長になっていると思っているから、異論や、反対意見へのプレッシャーはオーナー社長より遥かにマシ。ただし、やり過ぎると、サラリーマン社長と言えども、伝家の宝刀「人事権」を持っているからやられてしまうので要注意。 もっと始末に終えないのは、中興の祖とかなんとかで、最長不倒距離を更新している老害社長といわれる食えない社長だ。このレベルはオーナー社長と殆ど変わらぬ風通しの悪さだろう。

会社は社長を頂点に役職の序列で形成された組織で成り立っているのは事実だが、とどのつまり、社長とそれ以外の人々、ということかな。