よし坊のあっちこっち

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黒い恋人

2007年08月17日 | いろいろ
白い恋人、変じて、黒い恋人。
よし坊は食べたことは無いが、ワイフや娘はあるらしく、何たって日本列島大人気商品らしいが、ニュースを読んでいると、クロい臭いがプンプン。

例の雪印事件以来、ミソをつけると会社が無くなることを知りながら、ついこの間の不二家、偽装ミンチのミートホープ事件に今度の事件。

悪魔の囁きは四六時中人間様の周りをウロウロしているから厄介だ。囁きに乗るか乗らぬかは紙一重。くだんの課長と部長さん、思わず乗ってしまったのかと思いきや、違う臭いが漂ってきた。

最初、ここの社長は「全幅の信頼をしていた部長がこんなことをやってしまって残念だ」と「俺は知らない」宣言。おまけに、当社商品は本来、賞味期限は不要と伏線を張り、次の会見で、「賞味期限を社内規定4ヶ月に設定しているが、6ヶ月迄大丈夫だから、季節によって変えている」とダブルスタンダードでやっている宣言。しかも、11年前からこのダブル基準でやっており、偽装も知っていたときた。あいも変わらず「会社ぐるみ」を露呈。
サラリーマンをやった人なら、ピンと来る。こういうことはトップの了解無くしては出来ないことを。

一つの不祥事が見つかると、後から出るわ出るわ。大腸菌が出た、保健所への報告義務を怠った等等。大体一つでおさまらない。穴はどんどん大きくなり、やがては悲惨な店じまいになり兼ねない。

最近、中国の衛生事情や食の管理事情をやんや言う事が多いが、こんな事件を見ていると、五十歩百歩の感。大きな事は言えない。

今回も内部告発あっての明るみ。日頃から腹に据えかねていたのだろう。直接健康に影響する食品業界に携わる人達、大いに告ってちょうだい。アナタは間違いなく消費者の味方なのだから。

企業不祥事が起こると、その対応は毎回同じようなパターン。たまには違ったドラマを見てみたい。