よし坊のあっちこっち

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我が家の貧乏度論争

2007年12月14日 | いろいろ
前の「日の丸弁当事件」の話から、どちらの家が貧乏だったか、ワイフとの一騎打ちとなった。Aはよし坊、Bがワイフ。

A 昔は米が配給制だったから、米が無くなると、すいとんが出てきたな。
B うちも食べた事アル。
<この勝負 引き分け>

A ご飯は麦が何割か入ったご飯。今じゃ、健康食ともてはやされるだろうが、当
  時は、量の水増しに麦をつかったわけよ。何せ配給で量限定だから。
B 家は畑で野菜作ってたし、お米は時期になると近所の米作りを手伝ったりした  から、そこから買ったりして不自由なしや。麦入りご飯は食べた事ない。
<この勝負 Bの勝ち>


B 昔、味噌汁をご飯にかけた。
A 味噌汁のぶっ掛け飯は上等の部類だ、オレンとこもようやったで。
<この勝負 引き分け>

A おかずが無いと、煮干に醤油と酢をかけて おかずにしたな。それと、甘味噌
  といって、味噌に醤油と砂糖を混ぜ、それをご飯に塗りたくって食ったで。
B そんなことした事ないで。
<この勝負 Bの勝ち>

A たまに醤油をかけて食ったな。
B ソースをようかけて食べた。さらさらソースや。
A 家もソースはさらさらのウースターソースや。とんかつソースなんて無かっ   た。
B うちもとんかつソースは無かった。
<この勝負 引き分け>

A ごま塩かけて食ったな。塩と胡麻を煎るやつよ。よう煎らされた。殆ど塩で飯  食っているようなもんや。
B うちもごま塩はあったな。
<この勝負 引き分け>

A おかず無いから、ジャガイモサイコロ切りで一緒にふかしたジャガイモご飯。  上から塩をパラパラして食ったな。
B 畑でグリーンピース作っていたから、うちは豆ご飯。
<この勝負 辛うじて引き分け>

A 納豆をよう食べたで。納豆をさらった後の粘った醤油ダレでもう一杯食べた   で。
B 納豆なんか 社会人になるまで見た事ない。気持ち悪くて今でも食べる気しな
  い(ま、関西人だから納得)。
<勝負にならぬが、残った醤油ダレでもう一杯は Aの負け>

かくて、この戦い、A即ちよし坊の家のほうが貧乏であったという結果である。ところで、奈良の家の前のおじいちゃんは8月15日の終戦記念日の日は、一家全員で、すいとんを食べると言っていた。よし坊には、自分の世代で何かを残そうという気概は最早無い。時代の流れと片付けてしまえばそれまでだが、説明できない寂しさが付き纏う。