今年も終わりに近づき、正月がやってくる。と言っても、昔のような正月とは無縁の今日この頃だから、ただ新しい年になるだけの話だ。
昔は家でせっせとおせちを作り、しかも三が日は店屋が休みだったから、同じものを三日も食い続け、何とかならんものかと思いながらの年中行事。しかし、いつの頃か、食材提供者であるスーパーや百貨店が元旦以外をオープンした為、三が日分作る必要が無くなり、近頃では元旦も開いているとかで、元旦一日をおせちで過ごせば良い時代の流れ。それと共に、有名料理店やお惣菜店の、しかも下は何万円から上は十何万円、いや何十万もするおせちが売れる時代になりゃ、どう考えても家で作ろうなんて考えまい。そのうち おせちって何?という時が来そうだ。それにしても、世の中すっかり変わってしまった。
ところで、我がよし坊家のおせちはどうだったのか、あまり覚えていなかったので、先日嫁に聞いてみた。嫁の実家が車で2時間コースだったから、毎年30日か晦日にお重持参でおせち一式を貰いに行っていた。思い出した。これ、よし坊の仕事だった。毎年、嫁の実家のおせちを食べていたのだ。
ところが、よし坊の母親と同居する羽目になり、嫁の仕事が一変する。「この家の味が無きゃ駄目だ」と義母の一言。かくて、毎年実家から貰って重宝していたおせちは自家製となった。余談ではあるが、我が母親の発言から、母親は相当料理が上手そうだと思う向きもあろうが、これが正直言って美味しくない。嫁ははっきり、不味い、と言うが、よし坊は直系の息子だから、不味い、とは言いにくい。だから、美味しくない、と言う。
結果的に良かったのは、嫁の腕が上がったことで、アメリカに来ても限られた食材でおせちが出来上がる。アメリカでのおせちは既に12回を数えるのだが、はてさて、今度のおせちはどうするのか。娘達も家を離れたので、二人だけだから、そろそろ止めようか、とも考えているが、どうなることやら。
昔は家でせっせとおせちを作り、しかも三が日は店屋が休みだったから、同じものを三日も食い続け、何とかならんものかと思いながらの年中行事。しかし、いつの頃か、食材提供者であるスーパーや百貨店が元旦以外をオープンした為、三が日分作る必要が無くなり、近頃では元旦も開いているとかで、元旦一日をおせちで過ごせば良い時代の流れ。それと共に、有名料理店やお惣菜店の、しかも下は何万円から上は十何万円、いや何十万もするおせちが売れる時代になりゃ、どう考えても家で作ろうなんて考えまい。そのうち おせちって何?という時が来そうだ。それにしても、世の中すっかり変わってしまった。
ところで、我がよし坊家のおせちはどうだったのか、あまり覚えていなかったので、先日嫁に聞いてみた。嫁の実家が車で2時間コースだったから、毎年30日か晦日にお重持参でおせち一式を貰いに行っていた。思い出した。これ、よし坊の仕事だった。毎年、嫁の実家のおせちを食べていたのだ。
ところが、よし坊の母親と同居する羽目になり、嫁の仕事が一変する。「この家の味が無きゃ駄目だ」と義母の一言。かくて、毎年実家から貰って重宝していたおせちは自家製となった。余談ではあるが、我が母親の発言から、母親は相当料理が上手そうだと思う向きもあろうが、これが正直言って美味しくない。嫁ははっきり、不味い、と言うが、よし坊は直系の息子だから、不味い、とは言いにくい。だから、美味しくない、と言う。
結果的に良かったのは、嫁の腕が上がったことで、アメリカに来ても限られた食材でおせちが出来上がる。アメリカでのおせちは既に12回を数えるのだが、はてさて、今度のおせちはどうするのか。娘達も家を離れたので、二人だけだから、そろそろ止めようか、とも考えているが、どうなることやら。