よし坊のあっちこっち

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どっこい、アベ シンゾーは生きている

2008年05月09日 | いろいろ
あのコキントーが来日し、歴代首相との会食の席で、アベの一言で座が白けたという話だが、どっこい、アベは生きている。

日中国交回復以来の対中懺悔外交が続く中、唯一ハードラインを形成したコイズミーアベラインは、戦後政治史の中でも光るものがある。拉致問題での北朝鮮に対するハードラインの構築は、ひいては中国へのハードライン構築に他ならないだろう。

戦後、日本はひたすら、「仲良くしなくちゃ」路線で突っ走ってきた。結局日本人はそれしか出来ないとレッテルを貼られ、政治家もそれを追随することが使命と、大いに勘違いをしてしまった。そこに、異分子のコイズミーアベが登場したものだから、中国も計算が狂ったはずだ。あのコイズミの拉致問題での北朝鮮訪問の真相は知らぬが、コイズミーアベの組み合わせが無ければ実現しなかったのではと思う。その意味では、後にも先にも、今後の中国・北朝鮮外交であのように思い切った行動が出来る政治家は出て来そうもない。

惨めな形で首相という、欲しがっても滅多に手に入らぬ座を放り出してしまったアベ、ノミのシンゾーかと思っていたが、どうして、どうして、ハードライナーの精神は失くしていない。彼の真骨頂はここにあるのかも知れぬ。