よし坊のあっちこっち

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選挙戦、日本とアメリカ

2008年10月06日 | アメリカ通信
アメリカの大統領選もいよいよ佳境に入った。あっちこっちの家々に、オレはオバマだ、私はマケインだ、の支持候補者の看板が前庭に立ち始める。殆どの家が自分の支持を明確に意思表示するのがアメリカである。

街行く人にインタビューをすると、皆が概ねキチンとした自分の意見を持っていて、それを堂々と延べ、だからxxxxを支持すると言い切る。

日本のニュースでの街頭インタビューを見ると、意見は持っているのだろうが、総じてよく分からないリアクションが多い。何となく自民党、何となく民主党。昔からアメリカ人を筆頭とする外国人が日本人と話しても、日本人は何を考えているか良く分からない人種だ、と思う片鱗がこういうところにも出ている気がする。それを彼らは「だから日本人は、気持ちが悪い」と表現する。

日本は投票が休みの日だから、皆仕事の憂い無く投票に行けるのに、いつも投票率は低調とくる。その辺をインタビューすると、若者などが「どうせ政治は変わらないから」などと言い放つ。怠慢もいいとこだ。アメリカは基本的に普通の日に投票をするので、仕事中に投票に行くルールがキチンとある。皆、自分の投票が何かを変えるパワーになると信じている。

日本はもったいない。今は、自民と民主という大きな二つの勢力があるのに、何故国民はこれを利用としないのか、よく分からぬ。昔の自民党社会党の所謂2大政党時代であれば、右と左の戦いだから、政権が左に行くのは一寸待てよ、となるが、今の自民と民主は路線はさして変わらない。国民が期待するのは、まずは、浄化の作業である。政治家の不祥事、伏魔殿のような役人組織の浄化であって、他はその次だろう。大きな路線を変えずに浄化作用を起こすには、今の自民と民主の構図以外に考えられないのだ。民主に政権をとらせ、駄目なら又自民へ戻したらいい。その繰り返しを4~5回すれば、政治行政の構造が相当変わるはず。

個々の自民の政策、民主の政策は重要だし、政党がそれを訴えることは必要なことだが、その前に兎に角交代させることだろう。生半可な事をしていたら、一票を貰えない事を政党に分からせないと、日本は変わりようが無い。