旧ソ連の恥部を描いた「Katyn」を観た。驚いたと言うか、懐かしいと言うか、監督は、あのアンジェイ・ワイダだ。「灰とダイヤモンド」で名を轟かし、アンジェイ・ムンクと共にポーランド映画の旗手と言われたワイダはいまだ健在だとは。
ドイツにアワシュウィッツのホロコーストがあれば、ソ連には、このカチンの森近くで行われたポーランド捕虜に対する大量虐殺がある。身内をカチンの森で亡くしたワイダの最後の、執念の作品なのであろう。
歴史は嘘をつく事を許さない。ロシアのプーチンが謝罪し、およそソ連崩壊から20年を経て、漸く事実が白日にさらされ、ロシアとポーランドが和解したまでは良かったが、ロシアでの合同慰霊の行事に向かったポーランドの大統領機が落ちるとは。単なる事故である事を願うのみである。
ドイツにアワシュウィッツのホロコーストがあれば、ソ連には、このカチンの森近くで行われたポーランド捕虜に対する大量虐殺がある。身内をカチンの森で亡くしたワイダの最後の、執念の作品なのであろう。
歴史は嘘をつく事を許さない。ロシアのプーチンが謝罪し、およそソ連崩壊から20年を経て、漸く事実が白日にさらされ、ロシアとポーランドが和解したまでは良かったが、ロシアでの合同慰霊の行事に向かったポーランドの大統領機が落ちるとは。単なる事故である事を願うのみである。