よし坊のあっちこっち

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唯一の収穫ー独法仕分け

2010年04月29日 | いろいろ
民主党政権となって一年も経たぬうちに、支持率は急落。よくよくこの国には、リーダーが育たない。過去、リーダーシップを発揮した政治家は、角栄、風見鶏中曽根、そして小泉くらいではないだろうか。その功罪はあるが、リーダーシップと言う点では、卓越している。

政権交代で唯一の収穫は、長年手を付けられなかった、天下りとお手盛りの温床、独立行政法人の暗部に手を入れ始めた事だろう。自民党政権下では、手も足も出せなかった聖域が、崩れ始めた訳だから、意義は大きい。仕分け後の実行工程が楽しみである。自民党も反対の理由は無く、自分達が出来なかった領域だから、傍観するしかあるまい。

仕分け作業を公開して見せているのも良い。日本は可視化があらゆる場面で遅れている。見せる、晒すことの効果が大きいことが、今回の仕分け作業でよく分かる。
ルールや基準も無い、お手盛り集団だったから、理研のように、自分の女房を同じ職場にはめ込み、月たったの30時間労働で年収600万円を掠め取るような事になる。Mom and Popビジネス、所謂父ちゃん母ちゃんビジネスならいざ知らず、仮にも組織があるならば、アメリカでは入り口でルールを敷いている。組織として、近親者を雇用しても良いか、それとも禁止するか。雇用しても良いなら、どう運営していくかを、事前に決めておく。ニッポンに欠落しているのは、どうやらこの部分であろう。

兎に角、民主党には、政権が続く間は、これだけやってくれれば良い。いろいろマニフェストに書いていたが、他は出来なくても構わない。これをやるだけでも、はるかに日本の為になる。