ワールドカップ出場権を掛けて、世界中で最後の戦いが続いている。当地お膝元、北中米ゾーンでは常連メキシコが喘いでいる。今年は負けはしないのだが、勝てないから勝ち点が一向に増えず、4位のままで、この分でいくとNZとのプレーオフになりそうな気配である。これとてもパナマと同率だから、残る2試合でどうなるか分からぬ展開だ。
クリンズマン率いるアメリカは昨日メキシコを下し、チケットを手にした。クリンズマンのアメリカチームで特筆すべきことが二つある。海外移籍をして以来チームと試合に恵まれず、忘れられた存在だったダマーカス・ビーズレーを見事に、しかも彼本来のミッドフィールドではなく、左のサイドバックとして生き返らせた。もうひとりも海外移籍後不運を背負い込んでいたFWエディー・ジョンソンを生き返らせた。そして、この人選が功を奏した形だ。
さて、我がニッポンチームだ。早々とチケットを手にしたのは結構だが、一年切ったワールドカップに向けて、一向にワクワク感が無いのだ。先日のガーナ戦。数少ない格上チームに勝ったとはいえ、主力選手を欠いたガーナは一軍半といったところだから、同レベルチームとやって勝ったということに過ぎない。先々週のグァテマラ戦もそうだ。ランク93位に勝って浮かれるようではだめだろう。
これは協会が悪いのか、一向にサムライジャパンが高みを目指してレベルを上げ、ワールドカップで上位を目指す意欲が感じられないのだ。それはトーナメントを除いた国際試合の対戦相手を見れば一目瞭然である。それを韓国と比べると更に面白い。データで見る限り、韓国はチャレンジしているのがよく分かる。それに引き換え何故こうも格下ばかりを選んで勝てば悦に入るパターンを繰り返しているのだろうか。
ここに2013年の両チームの対戦相手のデータがある。この年末までの日本チームの国際試合は7試合(6月にブラジルで開かれたコンフェデは除く)。その内格上は昨日のガーナだけというお粗末。見方によっては37位の日本と24位のガーナは、ランクとしてはほぼ同列と見てもいいかもしれない。お隣韓国を見ると、6試合中 格下はひとつだけで他は全て格上を選んでいる。
日本と韓国は因縁の間柄だ。そして、韓国はいつも日本の後塵を拝しているから、日本に追いつき追い越すにはどうすればよいか、を常に頭のどこかにおいているのだろう。明らかに韓国のほうがチャレンジ的でダイナミックだ。それに引き換え、日本には高みを目指す気概がさっぱり感じられないのだ。
常に日本の後塵を拝している韓国が、あの日韓ワールドカップでは、日本を尻目にベスト8までいったのは、きっと韓国は目に見えない何かを持っていて、それが日本には欠けていたと言う事なのかもしれない。本田が毎試合見せる、あの闘争心。彼は常に高みを目指しているのがよく分かる。しかし、本田だけではどうにもならない。選手が高みを目指していても周りがぬるま湯に浸っているようでは、到底レベルは上がるまい。
クリンズマン率いるアメリカは昨日メキシコを下し、チケットを手にした。クリンズマンのアメリカチームで特筆すべきことが二つある。海外移籍をして以来チームと試合に恵まれず、忘れられた存在だったダマーカス・ビーズレーを見事に、しかも彼本来のミッドフィールドではなく、左のサイドバックとして生き返らせた。もうひとりも海外移籍後不運を背負い込んでいたFWエディー・ジョンソンを生き返らせた。そして、この人選が功を奏した形だ。
さて、我がニッポンチームだ。早々とチケットを手にしたのは結構だが、一年切ったワールドカップに向けて、一向にワクワク感が無いのだ。先日のガーナ戦。数少ない格上チームに勝ったとはいえ、主力選手を欠いたガーナは一軍半といったところだから、同レベルチームとやって勝ったということに過ぎない。先々週のグァテマラ戦もそうだ。ランク93位に勝って浮かれるようではだめだろう。
これは協会が悪いのか、一向にサムライジャパンが高みを目指してレベルを上げ、ワールドカップで上位を目指す意欲が感じられないのだ。それはトーナメントを除いた国際試合の対戦相手を見れば一目瞭然である。それを韓国と比べると更に面白い。データで見る限り、韓国はチャレンジしているのがよく分かる。それに引き換え何故こうも格下ばかりを選んで勝てば悦に入るパターンを繰り返しているのだろうか。
ここに2013年の両チームの対戦相手のデータがある。この年末までの日本チームの国際試合は7試合(6月にブラジルで開かれたコンフェデは除く)。その内格上は昨日のガーナだけというお粗末。見方によっては37位の日本と24位のガーナは、ランクとしてはほぼ同列と見てもいいかもしれない。お隣韓国を見ると、6試合中 格下はひとつだけで他は全て格上を選んでいる。
日本と韓国は因縁の間柄だ。そして、韓国はいつも日本の後塵を拝しているから、日本に追いつき追い越すにはどうすればよいか、を常に頭のどこかにおいているのだろう。明らかに韓国のほうがチャレンジ的でダイナミックだ。それに引き換え、日本には高みを目指す気概がさっぱり感じられないのだ。
常に日本の後塵を拝している韓国が、あの日韓ワールドカップでは、日本を尻目にベスト8までいったのは、きっと韓国は目に見えない何かを持っていて、それが日本には欠けていたと言う事なのかもしれない。本田が毎試合見せる、あの闘争心。彼は常に高みを目指しているのがよく分かる。しかし、本田だけではどうにもならない。選手が高みを目指していても周りがぬるま湯に浸っているようでは、到底レベルは上がるまい。