よし坊のあっちこっち

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絶妙のタイミング、蔡総統の”新生”台湾

2016年01月18日 | いろいろ
台湾の新総統に中国と一線を画す野党の蔡主席が誕生した。中国と一線を画そうとしている蔡新総統の誕生は、時期が時期だけに極めて重要な意味を持つ。

親中国を推し進めた馬前政権から中国に距離を置こうとする蔡新政権の誕生は、中国経済が大きく揺れ始め、鳴りを潜めていた東南アジア諸国が露骨に反旗を翻し始めている今だからこそ、日本を含むアジアの安定には大きな意味を持つだろう。反対に、東及び南シナ海での覇権拡大を狙う中国にとってはまことに面白くない。

もちろん台湾は常に微妙な立場にある。経済的には中国依存度は高いから大っぴらな喧嘩を出来ない。さりとて、台湾の中国併合を捨てていない現共産党の中国には屈するわけにはいかない。蔡新政権は微妙な舵取りをしていかなくてはならないが、共産党がかつての蒋介石国民党を台湾に追放した歴史的事実は大きい。

中国のバブルがはじけ、株価急降下で先行きの経済にも暗雲が立ち込めた今、それを見透かしたかのような新政権の誕生ではないだろうか。