今日のCNNが、パリのテロ事件でアルカイダが犯行声明を出した事を報じた。2010年、執念のマンハントでオサマ・ビン・ラーデンを葬られたアルカイダの残党たちは、イェメンに拠点を移したのだが、豊富な資金のもとに着々と次の標的準備をしていたということになる。
今回の事件は2011年から計画されていたと言う。以前から言われているように、オサマ以降のアルカイダのやり口は、地元の不満分子をリクルートし、時間を掛けてHomegrownテロリストを養成することにある。テロリストとして訓練し、地元に帰し、時が来たら事件を起こす。最近話題のシリアのISISもアルカイダの分派で、同じような手法を取っており、真に厄介な仕組みだ。
今回はパリが標的になったが、最も懸念される標的は、相変わらずアメリカだろう。過去の世界の主だったテロはいずれもイスラムの過激派による。アメリカのイスラム勢力は宗教的には第三オ勢力で、キリスト教ユダヤ教に次ぐ。穏健派が多数とはいえ、過激派醸成の基礎は十分である。2013年に起きたボストンマラソン爆破事件も過激思想に転じたイスラム信者の兄弟だった。イスラムグループへの監視が厳しくなるのは仕方あるまい。9.11以降、アメリカでのモスク建設がうまく進まないのは、住民の反対が根強く、当然の流れだろう。
日本でも最近、イスラム親派の某大学教授のリクルートで、恐らくそれ程知識も無い大学生がシリア渡航を試みたとのニュースや、イスラム信者の夫婦がシリアへ渡航したらしいというニュースも出てきたぐらいだから、地下運動が世界的に相当広がっている気配である。
パリのテロ事件の一味で射殺された犯人の一人のガールフレンドがシリアへ脱出したらしいと報じられたが、彼らをサポートする組織が機能しており、脅威である。
彼らテロリスト達は次の標的の準備に入っていると見て良いだろう。”次”が起こらないことを祈るばかりである。
今回の事件は2011年から計画されていたと言う。以前から言われているように、オサマ以降のアルカイダのやり口は、地元の不満分子をリクルートし、時間を掛けてHomegrownテロリストを養成することにある。テロリストとして訓練し、地元に帰し、時が来たら事件を起こす。最近話題のシリアのISISもアルカイダの分派で、同じような手法を取っており、真に厄介な仕組みだ。
今回はパリが標的になったが、最も懸念される標的は、相変わらずアメリカだろう。過去の世界の主だったテロはいずれもイスラムの過激派による。アメリカのイスラム勢力は宗教的には第三オ勢力で、キリスト教ユダヤ教に次ぐ。穏健派が多数とはいえ、過激派醸成の基礎は十分である。2013年に起きたボストンマラソン爆破事件も過激思想に転じたイスラム信者の兄弟だった。イスラムグループへの監視が厳しくなるのは仕方あるまい。9.11以降、アメリカでのモスク建設がうまく進まないのは、住民の反対が根強く、当然の流れだろう。
日本でも最近、イスラム親派の某大学教授のリクルートで、恐らくそれ程知識も無い大学生がシリア渡航を試みたとのニュースや、イスラム信者の夫婦がシリアへ渡航したらしいというニュースも出てきたぐらいだから、地下運動が世界的に相当広がっている気配である。
パリのテロ事件の一味で射殺された犯人の一人のガールフレンドがシリアへ脱出したらしいと報じられたが、彼らをサポートする組織が機能しており、脅威である。
彼らテロリスト達は次の標的の準備に入っていると見て良いだろう。”次”が起こらないことを祈るばかりである。