ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

電線なしに送電が可能に

2015年03月16日 | 日記

トサミズキが早春に花を咲かせています。

 日本の風景の中で最も鬱陶しいのは、軒下に張り巡られた電線であり電柱である。その上空には高圧線があたりを圧している。今日のような高度に発達した電気製品や交通網が予測できなかった時代に、家屋が乱立して建てられたのだから致し方ないのであるが、エネルギーの元となる電気については、発電所と配電についてもっと工夫があってしかるべきだったと思う。福島の原発事故以来、特にそう思う。

 西洋の主要都市ではどうなっているのだろうか? 裏町はやはり送電線が錯綜しているのだろうか? 気になるところである。

 そんな折、朗報があった。電線なしに電気を送る装置が完成され、電気自動車に蓄電できるのだ。

 産經新聞によると「三菱重工業は12日、電気を無線で飛ばす技術の地上実証実験を行い、長距離の無線送電を実現したと発表した。今回、地上で10キロワットの電力を500メートル先までマイクロ波を使って無線で送電し、ロスはあるものの受電に成功した」という。

 理論的には古くから知られていたことなのであろう。今回は初歩的な成功なのかもしれないが、実現したことの影響は大きい。今後はどんどん進展していくに違いない。SF的には、発電所(原発や太陽光パネル)を宇宙に浮かせ、そこから送電してもらうことになるのだろう。【彬】

 
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