ツユクサ
コロナウイルス、依然として収まりがつかない。かれこれ半年を過ぎた。家内が言う。「あなた、梅雨明けには収束すると言っていたよね」と。確かに。私が楽天家だからではない。ほとんどの人が、夏前には収まるだろうと思っていたはず。だから緊急事態宣言が解除になって皆がホッとしたはず。
ところがである。きょうの発表では、都内の感染者は470人を超えた。やれやれ、である。
煽動者たちは、それ第ニ波がきた、ウイスルはより強力に変異しているなどと、言い立てているが、しかし私はそんなに心配はしていない。
というのも、発表されているデータは、感染者と陽性者の区別がはっきりしないからだ。
コロナは撲滅の対象ではなく、共存(with)の対象だというのは、世界共通の了解事項だ。であるのだから、感染と陽性はしっかり区別する必要がある。陽性というのは、いわば一種の共存である。そして共存できなくなると、高熱など発症する。今発表されている感染者というのは、単に陽性者ではないのか、と思うのである。本日の都内の感染者470名というのは、単にPCR検査による陽性者なのではないのか。
ならばいくら多くても構わない。それを発症させなければよいだけのことである。
PCR検査で調べれば、私たちのほとんどが陽性者なのだと思う。それを結核予防とか花粉症対策とかの免疫力で、発症させないですませている。
とはいえ、このバリアも万全ではない。後は私たちは自己責任で、日常生活をコントロールし、共存の道を探るしかない。マスク、三密、手洗いとかいっているが、同時に大切なのは体調管理。駅や車内の密集、職場でのコミュニケーションなどを通して、体内に流れ込んだ僅かなウイルスが、体調につけ込んんで、増殖することを防ぐしかないのである。
体調を崩すのは、ほとんどの場合、日常を変化させることが原因。例えば、遠出をする、深酒をする、深夜まで仕事をして寝不足になる、など。
疫学やら医者とかに縁遠い私たちにできることは、これ以外にない。
緊急事態宣言など、社会経済状況を無視した、過度なコロナ対策ほど無益なものはない。【彬】