ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

ロシアは停戦できない

2022年05月04日 | 日記

            テッセン

 私が若かった時代、つまりソ連時代には彼の国への関心はもっぱら、文学や芸術関係、および革命についてだった。軍事面などには無頓着だった。そんな昔のことを思うと、現在のロシア研究者の中に、例えば東大の小泉悠、防衛研究所の高橋杉雄、千葉大の東野篤子、慶應の鶴岡路人さんら中堅学者の地道が研究が、現状について様々な知見を披露していただいていることに時代の変化を感じ、且ありがたく思う。
 で、ならば、現在のウクライナ侵攻は今後、どうなるものやら。
 全くのど素人の私があれやこれや言っても仕方ないが、ロシアは停戦もしなければ、侵攻もやめないだろうと思う。国連でもアメリカでも、誰が調停に立とうが同じだと思う。というのは、ロシアにとって、停戦を受け入れれば、経緯からして、それは同時に敗北を意味するからである。その場合、戦争犯罪の追及、そして数えきれない賠償金がのしかかって来るのは明白であり、現政権は到底受け入れることはできまい。
 とすれは永遠に戦闘が続くことになる。
 これを継続していくと、双方が自滅する以外に道がないと言うことになる。たとえ核を使用しても同じだろう。だから最終的には、ロシアが自壊する以外、つまりプーチン国家が倒れるかどうか、と言うことに帰する。
 こんなことを思うと、人間の知性・知恵の限界を見るようで、気が遠くなる。【彬】

 

 

 

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