ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

旅・・・エキサイティングな体験

2023年03月23日 | 日記

 米タイム誌の3月27日~4月3日の号の、特集記事は「旅特集」。The world greatest places・・世界の最も素晴らしい場所,である。

 旅行業界は2023年はフル稼働。ということで、世界から、15の場所を選んでいる。それぞれ観光のための斬新で大胆な観光施設、イベント等も紹介している。アメリカ人目線という感じもするが、読むだけでも興味をひかれる。そして、コロナ禍も終わりに近づいてきたかなとも思う。旅では未知なものを見聞きするのが楽しい。それがエキサイティングであればよい。

 旅というのは、いわゆる「旅行」でないものもあると思う。若い時、夏休みに長編の小説を、読んだ後、長い旅をした後の様に世の中が変わったように見え、学校や会社にいくのがつらくなってしまったことがあったな・・・・。エキサイティングな体験をした訳だ。

 日記を小学校の6年生から、つけている。一時中断した時期もあったが、現在まで続いている。先日、6年生から中学校卒業までの4年間の部分を読んだ。これが自分が書いたものか?と驚くことばかり。毎日3~5ページ、時には10ページ以上になるが、その時々の区切りとなる行事などを細かく書いていない。友達との交流、自分の気持ち感情が、まとまった文書でなく、ただ頭に浮かぶものが、日記帳にのこされている。

 読んでいて、これは型破りな文体の「物語」だなという気持ちでページをめくっていく。

 この、12才から15才という時期は、もがいてもがいて、身を包む薄皮を破ろうとする時期なのかな。随分時を経た今、得体のしれない、少年の気持ちを再体験した「旅」であったな。かなりエキサイティングであった。そして面白い体験であった。

 昨年、キビシイ病の治療で、3週間入院した。その時も日記をかいているが、深い谷底での体験は、今では、エキサイティングな「旅」であったと思うのだ。

 絵はタイム誌の表紙の概略。エジプト、ギザのピラミッド。

  2023年3月23日   岩下賢治

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