ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

口腔の異常、軽視するべからず

2024年08月26日 | 日記

                 野甘草

 前々回の投稿で、咳が止まらないと報告した。やっと医者に診てもらうことができた。胸のCTスキャンを撮っての所見は、一部にうっすらと影が出ているからここに雑菌が付着したのではないかとのこと。しばらく静養してください、との診断だった。

 ふつうの風邪とは違うから、ちょっと気をつけたい。

 今思うと、この症状が出る前段階で、胸の奥の方がむず痒いという感覚があったのだが、同時に食べ物がなんだかおいしくなくなっていた。まずいものを食べてまずいと思うのとは違う感覚である。私は美食家ではないから、どんなものでも普通においしく食べるのだが、この間は、以前のような「旨さ」が感じられなかったのである。歳をとって味覚が退化したのかと思ったが、この味覚の変調が今回の咳の前兆だったように思う。

 舌を含め、口腔機能についてはもっと敏感になった方が良いのかも知れない。ウガイが欠かせない。

 口腔のことで不思議なことがある。熱さへの感覚である。緑茶は大体60°前後で味わう。味噌汁などはもう少し温度が高く、70°くらいか。この温度、皮膚感覚で言うととんでもない高温である。お風呂の温度は大体40°前後。それでも熱いという人もいる。

 この皮膚感覚から言うと口腔内の受容温度は異常というほど高い。これはなぜなのか。反対に冷たさも受け入れていて、氷なども頬ばれる。

 大袈裟に言えば、口腔機能は広大無限なのである。これが他の動物から人間を分離する最大なものに違いない。だから人間はなんでも食べる。人類の進歩の源である。口腔医療についてはもっともっと広く研究されていいのではないか。【彬】

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