スイセン
10年一昔という。生活感として10年という単位を、学齢に変換してみると、小学校1年から中学3年までで9年間になる。子供時代のおよそ10年間、これを一時代として区切ることは体験から、納得できる区分けかもしれない。
何を変なことを言うかというと、所有しているパソコンが壊れた。パソコン・ドッグで見てもらうと、この機種はもう12年経ちますね。古い機種は部品がなかなか整わないのですよ。修理しても再発の恐れがあります、とのこと。えーっと思う。まだ12年しか経っていないのですよ。もう古いんですか。昔は、耐久消費財と言って、購入した機材は相当の寿命を持つものだと理解していたが、パソコンなど進んだ機種の世界では、そうではないのだ。先進性を争う世界では、耐久性はどうも二の次らしい。
こんなことを思うのは、私が年取ったせいかもしれない。
考えてみれば、私がパソコンらしきものに触れたのは、今はなき toshibaルポのワープロだった。パソコンをワープロのことだと勘違いしていたのであり、ガリバンや青焼きに変わる新しい印刷機だと思っていたのである。それが今から30年前、20世紀末のことである。
その後のコンピュータ、あるいはスマホの進展は皆さんご承知の通り。
10年一昔どころではない。1、2年で世界はゴロッと変わる。その変化をどう受け入れて、また拒絶すべきか、難しい。生活の仕方も同様である。今日ほとんどの人がマンション住まい。この住まいの仕方を巡って、共同生活をどうすすめるのかも新しい課題である。【彬】
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