摘んできたドグダミ
5月は好天がつづいている。4月の花見時期にぐずついていたことの反転なのか、連日、夏日を越える気温である。雨もよく降っている。ということは植物には絶好の生育環境ということになる。
私の身の回りで気がつくことをあげてみる。
薔薇が鈴なりのように咲きほこっていた。
サツキが満開である。こんなに咲いたことはなかった。
紫陽花の開花がいつもより早い気がする。
雑草のドクダミが白い花、カタバミがピンク、黄色、きれいに咲き競っている。
オリーブの花芽がついている。いままで咲いたことがなかった樹なのだが。
栗の木も花がいっぱい。枝垂れるように咲いている。
柿の木が実をいっぱいつけている。
などなど。
ああ、それに田舎から送られてきた、タケノコがいつもの年より太く、大きく、柔らかだった。
そんなことなのに、野菜市場では、ブロッコリー、にんじん、キャベツなど軒並み高騰している。天候不順だという。そうなのだろうか。植物には絶好の季節だったはずなのに。雨で施肥した肥料をながされた、などという説もある。気象に左右される野菜類は、なかなかうまく生育しないものなのであろう。おそらく品種改良が背後で影響しているのかもしれない。
今年のような気候で野菜が育たないというならば、農家は考えを変えなければならないだろう。つまり天候から開放され、工場生産に移行することである。技術的にはとっくに可能になっているのだが、費用対効果がうまくいかないらしい。それと法的な規制。農業は株式会社経営ができないことになっている。
消費量が圧倒的に多い東京都などが、逆に農業改革につとめてもらいたいものである。【彬】
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