赤い花の扶養
私は特別鼻息が荒いわけではないが、マスクをかけると口の周りがびっしょりになる。夏場はいっそうである。そのマスクは、外した後、口に面した側を表にして乾かし、また必要な時にそのマスクをかける。予備のマスクを持っているわけではない。なんか不潔だな、と思いながら、そうしている。家に帰ったら石鹸をつけて簡単に洗って干す。
皆さん、どうしているのだろう。予備のマスクを2〜3枚、用意しているのだろうか。
テレビでマスクの保管方法を紹介していた。
外したマスクは口に面した側を内側に畳んで、外気に触れないように封筒のようなサックにしまうというのである。なんだか、わたしには違和感がある。
呼気で放出される口腔内の唾液や空気の中には、たくさんの細菌が潜んでいるように思うので、これを内側に畳んでしまっては、細菌が増殖する絶好の環境になるのではないのか、と懸念するのである。ちなみに口腔内には300種の細菌がいると言われている。それらの細菌は、通常は唾液と共に胃に流し込み、胃の中の強力な酸で菌を殺すことになるが、口腔内では常在菌と共に生きている。それがマスクに付着してくるのではないだろうか。また長時間、マスクを掛け続けるのも、マスクが細菌を増殖する培養器の役割をするのではないだろうか、などなど。
マスクは外部から細菌の侵入を防ぐには不向きで、自分の持つ細菌を外に吐き出すのを抑制する効果があるとされている。(医療用のマスクは別)だからコロナにかかっていない大多数の人が、普通にマスク掛けするのは、どういう意味と役割があるのだろうか。
一部海外や政治団体がマスク不要の運動を始めかけているが、元々マスクに対する疑念があるのだろう。
わたしは前回同様、マスクを否定しているわけではなく、時と場所を選ぶべきだと思うので、その保管方法が気になるのである。【彬】