3月の或る日、野川公園にウオーキング練習にでる。4月のような暖かい陽気。
僕の様に、ウオーキングする人、ジョギングする人多い。こぶしの白い花が咲き始め、沈丁花の香りが、この季節を感じさせる。遠くで遊ぶ幼稚園児のピンクの帽子が、桜の花を思わせる。本当の桜はまだだが・・・・。
ウオーキングのコース途中に木造風の古い自宅を、食堂&カフェにしているところあり。いつも横目で見ながら、「ああこういう自宅をカフェにするところはあるものだ。」と思いつつこの日は、店の人とはなしをしていると自然、自分は店の中に入っている。畳6帖、板の間3帖ほど。まことに懐かしい、いわゆるレトロな雰囲気。子供の頃、友達の家に遊びに行った時のこと思い出す。
メニューはベーガン、つまり、野菜オンリー。豆腐ハンバーグの定食を食す。穏やかな懐かしい味。僕の滞在の間は、自分以外は女性客が9名そして赤ん坊。実に平和な雰囲気。
コロナが落ち着き、暖かくなったら、人情味ある密度のある東京の下町あたりを巡ってみたいと思っているのだが、つまりは、自分はこのような雰囲気をもとめているのだろう。
自宅近くにもあるものだな。
2023年3月7日 岩下賢治