キキョウ
8月8日、昨夜、関東地方の東部では激しい雷雨があった。中でも東京都の北東部、埼玉あたりでは、豪雨で被害が出るほどの猛烈なものだったらしい。都心も雷雨だった。そのせいか、今日は多少暑さが和らいだかのよう。でも相変わらず、36度を超えている。いい加減うんざりだ。
とはいえ、この夕方、路地の草むらからコオロギの鳴く声を聞いた。まだか細い鳴き声だが、その音の中に微かに涼感を感じ取ることができた。湿度が低くなったのに違いない。西の空には、細い細い三日月が、かすみながら見える。
暑さは明らかに峠を越した、と思う。
自然の運行、季節の移り変わりは、決して期待を裏切らない。
さて、どんな秋が待ち受けているのか。果樹の実りが気になる。我が家の柿は、葉は茂るに茂ったが、肝心の実がこの暑さのせいか、落果するものが多く、10果に満たない様相だ。【彬】