畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

雷雲とジャガイモ掘りの競争(その2終わり)

2017-07-16 04:19:05 | 自然

 わー、これは知らない人が見たらきっと大きなサツマイモ。なんて言うと思うような大きな「ノーザンルビー」です。 

喜んでいるうちに、雷鳴は始めとは違う方角から聞こえ出したような・・・・・。

 

  ようやくここまで掘ったけれども、本当はもう1種類「シャドウクイーン」も掘りたかった。

しかし、次第に近づく雷鳴が、呑気なスベルべの耳にも不安を持って鳴り響き始める。

 

  わ、もうすぐそこまで来ていますよ。何だか強くて冷たい風も吹き始めた。

もう躊躇している場合ではありません。小芋の収集は諦めて大きなジャガイモだけを拾い集めます。

 

 北の空に目をやると、夕日と雷雲がくっきりと分かれて見えました。

なんだか、辺り一面の暗さも増してきて、不安な気持ちを掻き立てます。

 

 とうとう大粒の雨が落ち始めます。

集めてコンテナに詰めたジャガイモを大急ぎで軽トラに載せ、ポット用培土などの大きな袋を被せる。

 大急ぎで軽トラを発進させ、走り始めたらスベルべママから携帯に着信。

「ブルーシートと、黒マルチがあったけれどわかった?」「もう走り始めた」と返事をする。

 追って「車庫のシャッターを開けておいて」と発信。ようやく家に帰り着くと、開かれていたシャッターに滑り込む。

恐る恐る荷台のジャガイモを見ると、おー、何と言う奇跡。全く濡れていないジャガイモをみて安堵のスベルべでした。

コメント (4)
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