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10月に入ってからは珍しく晴天が二日続いた。
前日の枝折峠の滝雲に次いで、この日は五日町スキー場へ八海山を写しに行きました。
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この下の市街に住む、義弟から教えてもらった風景です。
誰一人いない、山腹のレストハウス駐車場に行ったが、霧が少なくて落胆。
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せっかく来たのだから、八海山越しに登る朝日を見ようと待つことに。
こんな、平凡とも言えるような風景でしたが、それが変身し別の風景が見られることになる。
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八海山のこちら側を流れる魚野川から朝霧が次々と湧き出始める。
たちまち市街地を覆い、風景は一変。真ん中の杉林越しに見えるのは五日町駅構内のセメントサイロ。
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朝日が顔をのぞかせ始めました。幻想的にさえ見える風景になります。
五日町駅にはCT(セメントターミナル)と言う設備があり、専用線でセメントが搬入されていた。
その他にも日石の専用線もあり、重油などの油類も取り扱っていてその名残がある。
専用線が盛んな時代に、スベルベは保線の責任者として勤務していたのでした。
懐かしい思い出は、セメントサイロの向こうに浮かぶ、サファイアのように光る思い出です。