畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

洪水の傷跡

2017-07-27 04:40:02 | 自然

 

 大雨、大洪水から1週間以上も経過したというのに、広域農道の復旧は手付かず状態。

昨日は、ある市会議員と二人で広域農道の被害状況を調べた。

 先ずは、山の畑方向から降りてみて、歩いて下る。

災害直後に一人で近くまでは行ってみたのだったが、今回は現場に実際に足を踏み入れ被害の大きさに驚く。

 

  数10メートルにわたり、斜面が崩壊し土砂が道をふさいでいました。

県議、市議が現地を調べたと聞いていましたが、その後の雨のためか誰の足跡も無かったなー。

 

  広域農道新設のために削り取った斜面はもちろん、自然状態だったと思われる雑木林も崩落。

木の生育状態から見ても数10年以上は無かった豪雨災害だったと思われます。

 

  一時農道は川のような状態になり、崩落した土砂により塞がれた水は道路から下にも流れた模様。

農道の下側比較的斜度の小さい斜面も、信じられないような崩落の様相を見せています。

 

  小さくてほとんど機能を果たさなくなった道路側溝からあふれた水は大量の土砂を道路上に運んだ。

降雨時は昼食時間帯であり、きっと誰も山の畑にはいなかったと思われ、人的被害は無くて済んだのでしょう。

 

 道路上を流れた濁流の力でしょうか。舗装アスファルトがめくれあがっています。

こんな状態は初めて見ました。恐ろしいばかりの水流の力、水圧です。

          (続く)

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大雨でも元気なのは?(その2終わり)

2017-07-26 04:37:13 | 野菜

 日照り、高温続きを喜んでいたのは「アブラムシ」だったかな。

でも、自然食品から抽出したという薬も効かず、困っていたのに雨で退散。「山本ナス」もグンと元気に。

 

 ほら、こんなに大きく育ちましたよ。

これは大阪のブログ友達「熊取のおっちゃん」さんから頂いた種を蒔き、そして自家採種したものです。

 

  この朝は10数個の収穫でしたね。この大きなナスは姿に似合わぬなめらかで美味しい肉質。

写真には写さなかったけれど、下の畑では「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」も収穫期を迎えています。

  雨除けの覆い、屋根を掛けようと思いながらも実現せずに今日まで来てしまった。

枝掻き作業が疎かな事もあり、それにしても立派過ぎるほどの繁茂の様相を見せています。

 

  これは熟して赤くなる前の「サンマルツァーノ」です。横ではカメラに納まらず縦に。

首を傾けて左からご覧ください(笑)。このトマトの存在がイタリアパスタ大国にしたとさえ言われています。

 

 枝掻きをしていた際に触ってしまい、まだ青い「サンマルツァーノ」がポロリと。

大きいですよー。大雨にも負けずに育つトマトとナスを紹介しました。以上の品物は「農天市場」でどうぞ。

          (終わり)

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大雨でも元気なのは?

2017-07-25 04:04:36 | 

 いつもの農道が大雨の被害で数か所土砂崩壊で通行不能。

ジャガイモは晴天が続いた後で何時掘っても良いのだけれどトマトはそうもいかず毎日収穫しなければならない。

 いつもだと3.5キロの道のりを遠回りして5.0キロ走って山の畑へ。

畑に到着しトマト畑を見ると、畝を覆う黒いマルチの植えにはっきりくっきりと狸の足跡。

 

 これなんて立ち上がってかじりついたようですよ。

うーん、電柵の効果が無いのかなー。それともトマトの味の魅力が強すぎるのかなー。

 

 地面、畝間にも食べ残しが転がっています。

この食べ方、食べ口の形は狸の仕業に間違いありませんね。

 

 狸の奴め、完熟前の「サンマルツァーノ」ま味をチェックしているぞ。

おいおい、狸公よ、そりゃ加熱用でパスタ用ソースの材料だぞ。

 

 なんで、電柵を設置していても食害に合うのかとよくよく考えてみたら・・・・。

オー・マイミステーク!肝心の結線を間違えていましたよ。電気関係に弱いスベルべの弱点暴露。

 結線し直す前は恐る恐る触っても、ピリリともしなかった電柵の電線。

結線し直して触った見たら、おー、こりゃー効くわい。狸でなくても飛び上がるほどの電流の強さ。

 帰宅してスベルべママと大笑い。今夜は狸の災難の夜だぞ。なんてね。

ここのところ毎晩9種類のトマトを夕食代わりにしていたグルメ狸の悔しがり方が見えるようです。

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洪水にやられてしまいました(その8追加)

2017-07-24 04:41:15 | 自然

 自宅の水害後の整理、後片付けも一段落。

ようやく、落ち着いて周囲を見渡すとなんと水門近くの山が何か所も崩れていた。

 

 駅の様子を見に行きます。多少のゴミは残っているものの列車の運転は可能な状態。

徹夜の仕事を終えた昔の仕事仲間が車を止め「スベルべさん、昨日の朝から全く休んでいません」と。

彼らの文字通り不眠不休の徹夜作業で線路の被害は24時間以内に復旧できたのでした。

 

 さて、氾濫した「大沢川」に行き、橋の上から下流方を見ます。

下流に向かって右側、つまり右岸のコンクリート製護岸は跡形もありません。

 

  この農道の先にはコンクリート製の橋が架かっていました。

でも、そのコンクリート橋も跡形もなく流されていました。

 

 川の中に橋脚は無く、両岸の護岸の上で固定されていました。

その大切な橋台部分の護岸が流失したのですから、橋なんて跡形もなくなるのも無理のない話。

 さて、昨日の午前中は小河川、側溝の砂利や泥上げの共同作業に従事。

いやー、とんでもない土砂の量で人力では片付けも限界を感じました。

公的な支援、機械力の導入が急務と思いましたが、お定まりのお役所仕事で対策は遅々として進まないようです。

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連載117「エープリルフールの出来事」(その2終わり)

2017-07-24 04:40:50 | 暮らし

       エープリルフールの出来事(その2)

 さて、この事件の前後から、「あそこでも起きた、いやここでも起きている」と事件の発生が噂話で広がった。

でも、警察や市当局から注意を喚起するような話は無かったなー。

巡回中の警官にそのことを指摘すると、「いえ、しています」なんて言ったが、

それは一般的で毎年恒例の「春の防犯月間」のキャンペーンでしかなかった。


 市へは「市長への手紙」欄にネットで投稿。「危機管理室は災害から市民守るだけではなく、

犯罪などから市民の生命財産を守るのも仕事ではないか」と。

すると、間も無く危機管理室長が来宅し「すみませんでした」などと言う。

「あなたに誤っていただくようなことではありません。施錠していなかったという私の不注意ですから。

ただ、市民にこういう事件が多発していると伝えてもらいたかったのです」と私は申し上げたのだった。


 でも、警察も市当局もその後も注意喚起のニュースを流すことは無かったですね。

その後100件以上もの同様な手口の事件を重ねた犯人は、隣の南魚沼市でようやく逮捕されることになります。


 それからも何回か警察署員が来宅したり、巡回中の署員に聞いたりもしたけれど、

まず被害の金銭は戻っては来ないという冷たい言葉のみ。

最後は「検察庁に手続しましたがお宅の事件は入っていません」ってどういう事なのか。

うーん、貧乏な家庭で被害金額が少なかったのかなー。


 でも、こんなことでお金が帰らない悔しいことです。あの東北大震災の際もいち早く支援金を送りました。

そして、義援金は色々な団体が介在し、なかなか被害者の手に渡らないと言う話も聞き、

熊本地震の際は熊本県知事あてに送金しましたよ。

うーん、盗まれるのだったらもっと送っていたら良かったなんて、文字通り後の祭りのエープリルフールでした。

              (終わり)

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